サーキュレーターのある暮らしはとても快適です。我が家では既に2台のサーキュレーターがあります。快適な空調を維持する為にはサーキュレーターは必要不可欠な存在になっているからです。
サーキュレーターと言えばアメリカのメーカーであるVORNADO(ボルネード)社の製品が有名で、我が家の2台のサーキュレーターもVORNADO(ボルネード)社のものになります。
そしてこの度また新たにボルネード社のサーキュレーターを1台追加購入したので、現在我が家では3台のサーキュレーターが可動しています。
なぜそこまでサーキュレーターが必要なのか?それは単純に素晴らしく快適な空調が手に入るからですが、実際使ってみないとなかなか理解できないのも事実です。
そこで、サーキュレーターの導入を考えている人の少しでも背中を押せるようにサーキュレーターの素晴らしさについてまとめてみます。
この記事の目次
ボルネードのサーキュレーター
ボルネードVORNADOとは
ボルネードVORNADOはアメリカのサーキュレーターのメーカーです。サーキュレーターと言えばボルネードと言えるくらいの代名詞的なメーカーで、おそらくサーキュレーターのメーカーとして世界で一番有名なメーカーだと思います。
創業は1940年代からなので80年近くの歴史のある会社です。
もともとサーキュレーター一本で勝負していたメーカーでしたが、今ではその技術を応用してヒーターや加湿器、空気洗浄機なども製造するようになっています。
ボルネードのサーキュレーター
ボルネードのサーキュレーターは飛行機のプロペラを応用した独特な設計でトルネード状の風を起こし、推進力が強く遠くまで風が届くというのが最大の特徴です。
そんなわけでボルネードVORNADOというネーミングもVORTEX(渦)とTORNADO(竜巻)を合わせた造語から出来ています。その通りで最大風力で可動させるとプロペラ飛行機のエンジンのような音がします。
ボルネードには用途に応じて様々なタイプやサイズのサーキュレーターがありますが一般家庭で使用する場合は30畳程度まで対応する600シリーズがおすすめです。
もっと小さなサーキュレーターである500シリーズや、大きな700シリーズなどもありますが、一般家庭で使用するにはちょっと非力過ぎたり、大きすぎたりするかと思います。
もちろん風力は大きさに比例するので大きなサーキュレーターほど強い風を起こせるようになります。
サーキュレーターの音
サーキュレーターの購入を考えている人で恐らく気になっているのは音かと思います。
サーキュレーターは普通の扇風機などよりも風力が強い関係もあって音は大きくなります。一般的な扇風機と比べると音は大きいので多少の音は諦めるしかないです。
最大風力で使用するとプロペラ機のようなすごい音が出ますが、最大風力で使用するのは一気に換気したい時か、空気の流れを起こしたい時くらいですからあまり気にする必要はありません。一度空気が循環しはじめれば、通常は最弱で使用するため慣れればほとんど気にならなくなると思います。
大きいほど音が大きいと思うかもしれませんが、実際は小さいほど音が大きくなる印象です。と言うのも大きなサーキュレーターほど無理なく運転できるようで、同程度の風力で運転させた場合、大きなサーキュレーターの方が無理が無いので音が小さいというわけです。
そんなわけで家庭で使用するには小さな500シリーズよりは600シリーズの方がバランスが取れていると感じます。
ボルネードのサーキュレーターの風の特徴
Vornadoのサーキュレーターの風が他の扇風機とはちょっと違うという動画を紹介しておきます。
ボルネードのサーキュレーターから出てくる風はトルネード式の風なので推進力が強く遠くまで空気を運ぶことができるという特徴があります。
そのためトルネードの中に巻き込まれた風船は渦巻きの中心に引っ張られるため落ちずにサーキュレーターの風の中で浮かび続けます。普通の扇風機だとこんなことは無理ですよね。
我が家のボルネードのサーキュレーターたち
そんなわけで我が家にあるボルネードのサーキュレーターをご紹介します。
左から660-JP / VFAN-JP(VFAN2-JP) / 650-JPです。それぞれに少しずつ特徴が違うので解説してみたいと思います。
660-JP | VFAN-JP | 650-JP | |
---|---|---|---|
サイズ | 31.4 x 35.8 x 23 cm | 36.8 x 37.2 x 23.2 cm | 37.8 x 38.6 x 37.6 cm |
重量 | 4.5 kg | 4.12 kg | 2.86 kg |
対応 | 6畳〜35畳 | 6畳〜24畳 | 6畳〜30畳 |
実売価格 | 15,000円前後 | 19,000円前後 | 12,000円前後 |
ボルネードのサーキュレーター660-JP
VORNADO 660-JPは洋室に似合うモダンなデザイン
ボルネードのサーキュレーター660-JPは他のシリーズに比べるとモダンな感じのデザインでインテリアとしての佇まいも悪くありません。
どちらかと言えば洋風な佇まいなので、フローリングなどの部屋ではモダンな感じでオシャレアイテムとして鎮座させることができます。
お友達などがお部屋に訪れた際には「あのオシャレな物体は何?」と尋ねずにはいられないようなサーキュレーターです。
逆を言えば和室に置いた時にはあまりマッチしません。ほぼ洋室専用なデザインだと言えるでしょう。
VORNADO 660-JPの操作ボタン
VORNADO 660-JPは操作ボタンにも特徴があります。その他のボルネード社のサーキュレーターは昔のテレビのチャンネルのようなダイアル式で風力調節をするのに対して、VORNADO 660-JPはボタン式で風力の調整を行えます。
風力調整用のボタンは本体背面上部に設置されていて、押すと「ピッ!」という電子音とともに動作します。
個人的には従来のダイアル式の方が耐久性や操作性を考えると好きですが、デザイン的には圧倒的にボタン式の方が見た目が良くなりますね。
風力の切り替えについても他のモデルが3段階なのに対して4段階になっているのが嬉しい点です。
VORNADO 660-JPのポイント
● モダンなデザイン
● 洋室向き
● 風力が4段階
● 操作ボタンが電子式
ボルネードのサーキュレーターVFAN-JP(VFAN2-JP)
VORNADO VFAN-JP(VFAN2-JP)はクラシカルなデザイン
ボルネードのサーキュレーターの中でもひときわ目立つデザインなのがVFAN2-JPです。
ボルネードの初期の頃のデザインを復刻させたもので、クラシカルなデザインとスチールのボディで高級感があります。アンティーク風な佇まいなので洋室でも和室でも違和感なく馴染みます。
おそらくボルネードのサーキュレーターのファンになってしまうのはこのクラシカルなデザインのサーキュレーターからという人も多いのではないかと思います。僕自身もこのデザインに一目惚れしたのがボルネードのサーキュレーターを買った切っ掛けでした。
スマートプラグと連動できるアナログ式のスイッチ
風量の調節は本体後ろにあるダイヤルを回しておこなうアナログ方式です。当初はこのアナログ方式は時代遅れな感じもしていましたが、今となってはスマート家電で自動電源オンオフをさせようと思うと電子式のスイッチよりもアナログ式のスイッチの方が都合が良いこともあり、今ではスマートスピーカーのAmazonアレクサとスマートプラグで連動させて「アレクサ!扇風機を点けて」などと言って便利に使用しています。
VORNADO VFAN2-JPのポイント
● クラシカルなデザイン
● 高級感
● 風力が3段階
● アナログ式風力調節
● スマート家電として使える
ボルネードのサーキュレーター650-JP
スタンダードなデザインの650-JP
ボルネードのサーキュレーターの650-JPは最もスタンダードなデザインです。いかにもアメリカチックなデザインなので最初はすこし無骨な感じもしてしまいますが、慣れると日本の家電ではあまり見られない感じのデザインということもあって、飽きが来ないのと、古臭くならないというのも魅力だと思います。
僕が購入したボルネードのサーキュレーターの中では最も価格が安い廉価モデルでもあります。
スマートプラグと連動できるアナログ式のスイッチ
スイッチは足元のダイヤルを回して風力を調整します。アナログ式なのでスマートプラグと連動させてスマート家電としても使用できます。
ボルネードのファンヒーターiControl-JP (VH1)
ファンヒーター
実は上記の3つのサーキュレーターの他に、冬専用で活躍するボルネードのファンヒーターのiControl-JP (VH1)も所有しています。
ファンはもちろんボルネードのサーキュレーターの技術が使用されているもので電熱線で暖められた空気が吹き出され部屋をなめらかに暖かくしてくれる独特な暖房器具です。
サーキュレーターを買った理由
室内の温度ムラを無くして快適な空調を手に入れる
サーキュレーターを使用すると室内の空気を循環させることができるので室内の温度ムラが解消され快適な空調が実現できます。
例えば夏のクーラーや冬のストーブなどでありがちな頭上が暑くて、足元が寒いというような問題もサーキュレーターを使用すれば一気に解決され、エアコンを切ったり点けたりするようなことが一切なくなります。
そのため通常の扇風機のように夏だけ登場するものではなく、サーキュレーターは夏でも冬でも一年を通して活躍してくれる家電なのです。
サーキュレーターを使用して快適な空調を手に入れる方法は下記の記事で詳しく解説していますので、興味のある方は是非読んでみてください。
参考 → サーキュレーターとは?扇風機との違いや効果的な使い方を解説
サーキュレーターは室内干しにお勧め
サーキュレーターは空調のためだけでなく雨の日などに洗濯物を部屋干ししている現場でも使用できます。
我が家のように子供が二人居ると、ほぼ毎日洗濯する必要があるので梅雨時など二日も雨が続けば洗濯物が山のように溢れてしまいます。
そうすると部屋干しするしかないわけですが、ご存知の通り室内干しはなかなか乾かないですし、乾いても嫌なニオイが衣類に付いてしまったりするので出来るなら避けたいのが本音です。しかし溜まっていく洗濯物をどうにかしなくてはいけないので避けては通れません。
そこで室内干しでも出来るだけ早く衣類が乾くように除湿器とサーキュレーターを併用しています。
室内干しの洗濯物を早く乾かすポイントは送風
日光が当たる以外室内と屋外で洗濯物が乾くスピードが違う理由には風の有無です。
実は洗濯物を早く乾かすためのポイントは衣類に風を当てることなのです。風が吹くと衣類の周りの高湿度な空気が流され衣類に含まれた水分が蒸発しやすくなるため、風が吹くと衣類が早く乾くようになります。
そこで、乾燥機で衣類を乾燥させる補助としてサーキュレーターを使用して室内の空気を循環させることで屋外で風が吹いているのと同じような環境を作ることができ、室内干しでも短時間で洗濯物を乾燥させられるようになるのです。
我が家の奥さんも、最初は半信半疑で使っていましたが、その効果が理解できた今では、室内干しする際には除湿器とサーキュレーターを必ず併用して使用するようになりました。
除湿機とサーキュレーターを併用した効果については下記の記事で詳しく解説していますので興味のある方は是非読んでみてください。
参考 → 部屋干し・室内干しでも洗濯物がすぐ乾く除湿器とサーキュレーターの合わせ技
ボルネードのサーキュレーターのある暮らし
我が家ではサーキュレーターは一年を通して常に稼働させているため、なくてはならない必須アイテムになっています。
サーキュレーターと扇風機の違いが分からない人も多いようですが、僕自身も実際に使ってみるまでは全く違いが理解出来ていませんでした。しかし実際に使ってみると扇風機とサーキュレーターは全く違った家電だと気が付くことができますし、サーキュレーターを使い始めれば扇風機は全く必要なくなります。あきらかにワンランク上の家電なのです。
サーキュレーターを購入してからというもの、エアコンなどの空調を毎度毎度細かく調整することもなくなりましたし、足元が冷えすぎたり、暖房でのぼせてしまうようなこともなくなりました。
空気を循環させるので室内の温度ムラがなくなり電気代の節約にもなって省エネ効果も十分にあります。何より気に入っているのは、室内でもソヨソヨとした心地よい空気の流れを感じられるところでしょうか。非常に気持が良いです。これに気が付いてしまうと、もうサーキュレーター無しだと不快に思えてしょうがなくなり、サーキュレーター無しの暮らしが考えられなくなります。
それぞれに少しずつ特徴が異なっていてその違いを知るのもなかなか面白いものですし、デザインが違うと統一感が無くなるかもという心配もありましたが、同じメーカーであればデザインが異なっても意外と統一が取れるというのも新しい発見でした。
そんなわけで性能もデザインも大満足なボルネードのサーキュレーターの満足度は非常に高いですし今後もサーキュレーターを買うのであればボルネード一択になりそうです。
関連記事
サーキュレーターに関する記事は下記にまとめていますので興味のある方は参考にしてみてください。