サーキュレーターの使い方とVORNADOの650-JPで温度ムラを解消したお話

最終更新日:2017/05/16 公開日: 家電 , ,

サーキュレーターの使い方

エアコンの空調がうまく出来ず、熱気がこもってしまったり、逆に冷え溜まりができたりして、温度ムラの激しかった部屋にサーキュレーターを導入して、快適な空調を実現できたというお話です。

頭の方が暑いのに、足もとが冷え過ぎたり、冷気を直接浴びたりして、エアコンのスイッチを切ったり入れたりを繰り返しているような人は、サーキュレーターの導入を検討してみると良いかもしれません。

サーキュレーターとは

サーキュレーターとは

サーキュレーターとは、扇風機の仲間で送風するための電化製品ですが、直接風を受けて涼を取ろうとする扇風機とは使用方法も目的も違います。

サーキュレーターは、直接風を受けて涼を取るのではなく、淀んでいる空気を循環させて室内の温度ムラを無くし、快適な空調環境を手に入れるために使用されます

空気を大きく動かす必要があるため、一般的な扇風機と比べると風の直進性と風力が強いのが特徴です。

サーキュレーターの代名詞的なメーカーのVORNADO社の製品などはトルネード状の風を起こし、効率よく部屋中の空気を循環させることができることでも有名です。

落ちない風船

Vornadoのサーキュレーターで実験してみた動画です。
サーキュレーターを上に向けて、その上に風船を置いてみたもので、一般的な扇風機だと風船はすぐにどこかに飛んでいってしまうと思いますが、Vornadoのサーキュレーターの場合、トルネード式の風が出るため風船がいつまでも落ちないのです。

サーキュレーターの凄さが何となく理解いただけるのではないでしょうか。

サーキュレーターの基本的な使い方

サーキュレーターの基本的な使い方

直接風を浴びるのではなく空気を循環させるもの

冷房を効かせても、頭の方には熱気が残ってなかなか快適にならないのに、足もとは冷え過ぎてしまったりするのはエアコンの悩みのなかでも最も大きな悩みだと思います。

頭の方が暑いと、体感的にも暑く感じてしまうので、冷房の温度を下げたりしますが、今度は冷え過ぎてしまったりして、快適な空調を手に入れるためにエアコンのスイッチを入れたり切ったりを繰り返すなんてことをしていないでしょうか?

そんな悩みを一気に解決してくれるのがサーキュレーターです。

サーキュレーターの基本的な使用方法は、サーキュレーターを床に置いて人に向けるのではなく、真上に向けて使用します。そうすると足もとに溜まった冷たい空気が天井まで運ばれるようになり、上の方に溜まっていた暑い空気は冷たい空気に押しやられて足もとの方に降りてきます。

そうすることで空気を循環させて、部屋の温度ムラを少なくして快適な空調環境を手に入れられるのです。

扇風機的な使用法をを想像している人は、なかなかそれが理解できないようで、使用してみても効果がよく解らないというような意見をよく耳にします。

扇風機のように直接風を浴びるわけでもないですし、エアコンのように冷気が出てくるわけでもありません。

イメージとしてはお風呂のお湯をゆっくり掻き混ぜてお風呂全体の温度を均等にするのと同じような感じで、効果としてはじんわりと出てきて、気が付けば快適な温度になる、というものです。

僕自身も最初はそうで、なかなか直接的な効果は感じられず、意味ないなと思いましたが、サーキュレーターを使わずにいると不快で、サーキュレーターを入れると不思議と快適な空調になり、あぁ、実はすごく効果があるんだと気が付いたほどでした。

このように効果は地味なものです、その快適さを知ってしまうと、もうサーキュレーター無しでは過ごせなくなるほどの必需品となるはずです。

サーキュレーターは一年を通して使用できる

扇風機は夏だけ使用するものですが、サーキュレーターの場合は、夏でも冬でも関係なく一年を通して使用することができます。

暖房を使用する際には、冷房とは逆の悩みで、暖気が天井に溜まってしまい、足もとがなかなか温まらなかったりする問題がありますが、サーキュレーターをタンスの上などの高い場所に置いて、上から下に吹き下ろすイメージで使用することで、暖気を足もとまで運んで、床暖房でなくても足もとがポカポカな部屋にすることができます。

さらに、サーキュレーターを使用すると快適な空調が手に入るだけでなく、冷房や暖房の設定温度を控えめにしても快適に感じるので、省エネ対策としてもすばらしい効果を発揮してくれます

また、空調以外でも活用する場面は多く、我が家では空調が必要の無い春や秋でも換気で使用したり、梅雨時の洗濯物の室内干しの補助としてサーキュレーターを使用していて、一年を通じて活躍してくれています。

サーキュレーターの活用事例

サーキュレーターの活用事例

温度ムラの激しい二つの部屋の空調問題

10畳程度の部屋であれば、通常はサーキュレーターは1台あれあ充分空気を循環させられると思います。

僕自身もワンルームで暮らしていた時にはサーキュレーターは1台でしたが、それで十分に快適な空調をを得ることができていました。

しかし、大きな部屋へ引っ越してから少し事情が変わってしまいました。

引っ越した部屋のメインの居住スペースは二間続きになっているのですが、困ったことに部屋と部屋の間に仕切りがあるため、どちらか一方の部屋でサーキュレーターを回しても、仕切りで遮られてもう一方の部屋まで空気を循環させることができない構造になっているのでした。

言葉では解りづらいので図説してみるとこんな感じです。

横からの間取り

サーキュレーターで空気を循環させる

まず、間取りを横から見た図です。
部屋Bの床にサーキューレータ(緑の■)を上向きにして使用しています。

サーキュレーターで天井まで運ばれた空気は天井にに当たって部屋Aへ向かおうとしますが、中央部分の天井から伸びる仕切りで遮られ、仕切りからそのまま下降してしまい、部屋Aの空気を循環させることができません。

むしろ仕切りから降りてきた空気がカーテンの役割をしてしまい、部屋Bは非常に冷えるのに、部屋Aは常に熱気がこもった状態になってしまうのです。

上からの間取り

サーキュレーターで空気を循環させる

次に上からの図をみると、部屋Aと部屋Bは襖によって仕切られています。
襖が収納出来る部屋ではないので、基本的に左右に襖が寄せられた状態になっています。

都合が悪いのはエアコンの位置で、エアコンから吹き出された冷気は襖で遮られて部屋Aの方へ進むことができず、部屋Aは冷房が効かない状態になっているのです。

そのため、空気が循環しない部屋Aは常に暑く、部屋Aまで冷やそう設定温度を下げようとすると、部屋Bは冷え過ぎてしまうのです。

このように二つの部屋には大きな温度ムラがあり快適に過ごすことができない状態になっていました。

そこで、部屋Aまで空気を循環させる為に、もう一台サーキュレーターを導入してみることにしたのでした。

新しいサーキュレーターを追加して空気の流れを作る

激しい温度ムラを解消する為に、新しいサーキュレーターを追加して新しい空気の流れを作ることにしました。

下記の図のような感じでサーキュレーターを配置できれば室内の温度ムラの問題はきっと解決するはずです。

横からの構想図

二台でサーキュレーターを使用する

まずは横からの構想図です。
部屋Bに置いたサーキュレーターを使って、冷気を部屋Aの置くの上まで届くように配置します。下から斜め上に空気を送りだす感じで最初の空気の流れを作ります。

次に、新しく部屋Aに追加したサーキュレーターで上から降りてきた冷気を部屋Bに戻すように設置します。

こうすることで無限マークのような8の字の空気の流れを作ることが出来ます。

上からの構想図

二台でサーキュレーターを使用して空気を循環させる

上からの構想図です。
冷気溜まりができていた襖と壁との間を少し開けて、部屋Bに置いたサーキュレーターで部屋Aに冷気を送り込むようにします。

次に、部屋Aに置いたサーキュレータで部屋Aの熱気を部屋Bに送り込むようにして、空気が部屋の周りをグルグル回るような空気の流れが出来るようにします。

これが計画通りに実現出来れば、二つの部屋の温度ムラは解消され、快適な空調が手に入るというわけです。

サーキュレーターはVORNADO ボルネード

サーキュレーターはVORNADO ボルネード

新しいサーキュレーターを購入すると決めたら、何を買うかを品定め・・・と言いたいところですが、サーキュレーターは、風力や性能など、他のメーカーのモノと比べて頭1つ抜けた感じのあるVORNADO(ボルネード)が有名なので、ボルネード一製のサーキュレーターを購入することにしました。

ボルネードは知る人ぞ知るサーキュレーターの代名詞的なメーカーでアメリカ製品らしいパワフルな送風力と扇風機らしからぬ独特なデザインが個人的に大変気に入っています。
VORNADO

VORNADOのサーキュレーターが届きました

VORNADOのサーキュレーターが届きました

ボルネードのサーキュレーターの種類をザックリと説明すると、ワンルーム用の小サイズ、20畳程度までの中サイズ、30畳クラスの大サイズの3つのサイズが基本になっています。

一般家庭で使用することを考えると、中サイズが大きさや風力的にも最も使いやすいものになると思います。

そんなわけで今回注文したのは中サイズのサーキュレーターです。

VORNADOのサーキュレーターであるVFAN-JP

箱の外にあるのは僕が以前から使用している中サイズのVORNADOのサーキュレーターであるVFAN-JPです。クラシカルな見た目に一目惚れしてしまい、これが僕のとっての最初のVORNADOのサーキュレーターとなりました。

VORNADOのサーキュレーターであるVFAN-JP

VRONADOのサーキュレーターの箱を開封するとこんな感じです。
驚くほどの簡易包装で、クッション用の発泡スチロールすらありません。
ビニール袋に包まれているだけの梱包です個人的には好印象です。

梱包材なんてどうせ捨ててしまうものですしシンプルな方がゴミが出なくて良いと思います。

VORNADOのサーキュレーターのVFAN-JPと650-JP
VFAN-JPと650-JP

大きさはスペック通りですが、膨張色のためか見た目の印象は650-JPの方が大きく見えます。重量はプラスチック製なので、VFAN-JPと比べると650-JPの方がかなり軽いです。

VORNADO サーキュレーター650-JPを使ってみた

VORNADO サーキュレーター650-JPを使ってみた

サーキュレーターは置き場所が肝心です

早速、VORNADOのサーキュレーター 650-JPを使ってみました。

650-JPに限らずサーキュレーターは置き場所を間違うと、効果が大幅に減少してしまうので置き場所選びは非常に重要です。

循環させる空気の流れを考えつつ、そして実際に使って試しつつで、ベストと思えるポジションを探しましょう。

VORNADO 650-JPはVFAN-JPと比較すると静か

同じVORNADO社のVFAN-JPと比べると、650-JPの方が静かでと風力も強い気がします。

スイッチを入れた瞬間「あれ?なんか風力が強いぞ」と思うほど。プロペラの形状も少し違うように見えます。

カタログスペック的には2つとも似たようなものですが、実際使ってみると結構な違いがあるように感じました。

VFAN-JPと650-JPを一緒に使ってみた結果

さて、肝心のサーキュレーターを2台に増やした後の空気の循環がどうなったかになるのですが、サーキュレーター2台を駆使してグルグルと空気を循環させられ、今まで暑かった部屋Aの方にもエアコンの冷気が巡ってくるようになりました。

省エネ効果も大きく、エアコンの設定が以前のままだと、室温が-3度程度下がるようになり、冷房が効き過ぎる感もあったので、いつもよりも高めの温度設定で大丈夫になりました

サーキュレーター設置以前は、エアコンの温度設定が28度だと、部屋Bの方は冷えすぎるくらいに冷えてしまうのに対して、部屋Aの室温が30度〜31度前後でした。

それをやめてサーキュレーターを導入した後は、今まで暑くて深いだった部屋Aの室温は28度〜29度に下がるようになりました。もちろん部屋Bの方もしっかりと空調が利いています。

VORNADOなどのサーキュレーターまとめ

ORNADOなどのサーキュレーター

一般的に海外の部屋は日本の部屋に比べて広い関係もあり、温度ムラも大きくなると思われるので、サーキュレーターはよく使われているようです。

しかし日本の場合は扇風機文化のせいか、せっかくサーキュレーターを持っていても正しく使っている人はまだまだ少ないように思います。

VORNADOのホームページを見ても、随所随所に扇風機との違いを啓蒙するようなコンテンツが多く、いかに扇風機と差別化を図るかがテーマにもなっているようです。

例えば、一般的な扇風機には必ず備わっている首振り機能がボルネードのサーキュレーターにはありません。これはサーキュレーターには首振り機能が必要無いからで、サーキュレーターを使用する上では常識的なことだったりします。

しかし、扇風機と同じモノだと思っていると、どうして首振り機能が無いのか不思議に思われてしまうのでしょう。ホームページなどではわざわざ「首振りは必要ありません」と大きく書かれていたりして、まだまだ理解されていないんだなと思ってしまいます。

そんな、まだまだ普及している感じではないサーキュレーターではありますが、僕個人としては、一家に一台と言わず、部屋の数だけ必要だと思うのがサーキュレーターです。

扇風機のように直接風を浴びるのではなく、部屋の空気を循環させることで感じられる空気が常にソヨソヨと流れている心地よさを知ってしまうと、きっとサーキュレーターを手放せなくなると思います。

最初は使用してみてもすぐに理解出来ないかもしれませんが、しばらく使っているうちに「あれ?そう言えば最近エアコンのスイッチを入れたり切ったりしなくなったな」と思うはずです。

空調に悩んでいる方やサーキュレーターに興味のある方には絶対におすすめです。エアコンの冷え過ぎや温度ムラの不快さから永遠に解放されると思いますから是非使用してみてください。

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