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中国語検定受験会場の様子の報告

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中国語検定の会場の様子と中身の報告

日頃の中国語の勉強の努力と成果を知る為に中国語検定を受検してみました。

TOEICの試験は受けたことがあるのですが、中国語検定を受検したのは初めてでした。中国語検定って一体どんな試験なのか、そして試験会場の様子はどんな感じなのか、さらには、中国語検定自体にどれくらいの価値があるのかをレポートしてみたいと思います。

中国語検定ってどんな検定なの?

中国語検定の受験者数

2010年当たりから、中国経済の発展とともに中国からの観光客が増えた影響などもあり、日本での中国語の学習者も増えているようです。

外国語スクールのランキングでも英語に継ぐ人気の言語になっているようです。そん情況もあり、中国語の能力を測るための試験の受験者数も増えているとか。

さて、中国語の検定試験ですが、英語の検定試験に英検やTOEIC、TOEFLなどいくつか種類があるのと同様に、中国語の検定試験にもいくつか種類があり、その中で最大の受験者数を誇るのが中国語検定になります。

中国語検定の受験者数が増えたとは言っても、元々少なかった受験者が増えた程度なので英語の検定と比べられるものではありません。

語学として中国語が人気と言っても英語の学習者の方が圧倒的に多いので、中国語検定はTOEICのように頻繁に行なわれてはいませんし、受験会場も少ないのが現状です。

中国語検定の受験会場の様子

中国語検定の受験者の様子

中国語検定の受検会場の様子ですが、TOEICのように受験者で会場が溢れているということはありませんでした。

僕が中国語検定を受検した会場は某大学でしたが、受験会場に向かう人の波はそこそこあるものの、TOEICと比較すれば「あぁ、中国語学習者の数はこんなもんなのかな」と学習者の絶対数の違いを感じてしまうくらいの差があります。

受験者の男女比は半々くらいで、年齢層は20代前後が一番多かったです。これはTOEICでも共通していますが、学生さんくらいの年代が多くなるのは中国語検定でも同じです。しかしながら、60歳を過ぎていると思われる年輩の方も結構いらっしゃいました。

年輩の方は語学を趣味にしている方も居るとは思いますが、中国人観光客が増えたので仕事で中国語を使うために中国語の勉強を始めたという方が多いと思います。実際問題で僕がよく行く銀座のすき焼き屋さんの女将も中国人が増えたということで中国語の勉強を始めたと言っていました。

中国語検定の受験会場の様子

受験会場に入る際には本人確認が必要でした。しかしながら、本人確認が厳しいTOEICに比べると中国語検定は緩い感じでした。

受験会場の入り口で受験番号を確認してもらった後に教室にそのまま入室し、所定の席に着席して試験開始を待ちます。定刻通りに説明が始まり、一斉に試験スタートという感じです。

最初にリスニングの試験、その後の筆記テストあります。テスト中にスタッフが教室を回って本人確認のため写真照合はしていますが、スタッフに顔を向けるなどの確認はありませんでした。

携帯電話のアラームについての注意は開始前から繰り返されますが、この点についてもTOEICのように電源のオンオフを確認するような事はありませんでした。

しかしながら、仮にアラームが鳴ったりしたら失格退場だそうなので、必ず電源はオフにしておいた方が良いでしょう。

中国語検定の問題と解答

TOEICの場合は問題用紙は回収されて持ち帰りできませんが、中国語検定の場合は問題用紙は持ち帰りOKでした。

さらには中国語検定の公式サイトで当日の夕方や翌日には解答も公開されるので、答え合わせをすれば、その時点で自分のスコアがどの程度か判ります。

問題の内容としては、その他の言語の検定とほぼ同じで、基本的な読解能力とヒアリングの能力、そして作文能力の構成となっています。

作文問題は時代遅れなんじゃないかと思う

中国語検定試験の最後の問題は中国語での作文問題が用意されています。点数的にもかなり配分が大きな問題になるので、合格するためにはかなり重要な部分です。

しかし、個人的にはここに大きな問題と疑問を感じました。

というのも僕の場合、中国語の勉強はパソコンでキーボードを使用しています。その方が中国語の読み方であるピンインを覚えやすいなどの理由もあるのですが、それ以前の問題として文章を書く際には鉛筆やペンよりもパソコンを使用するということが多くなっているという現状があります。

日本語と同じように中国語を勉強する際にも鉛筆よりもキーボードを使用することが圧倒的に多いのです。そして日頃からキーボードを使用していると、字を書くことが少なくなりますから、日本語の漢字ですら忘れている文字が多くなってきます。

その点は中国語も同じですし、中国語の漢字は基本的には全て新しく覚えないといけない漢字ですから、日頃からキーボードを使用していると漢字が全く書けないという問題が発生します。

つまり、作文問題の答えが頭の中やピンインで解ったとしても、漢字が書けないのですから試験で点を取ることが出来ません。

きっと僕に限らずで日頃の勉強をパソコンでキーボードを使ってピンインで入力しているような人は漢字を書くのが苦手だと思います。

現在の一般的な状況を考えても、手書きで文章を書く事がほとんどありませんから、それを考えると手書きで作文させるテストの内容自体が既に時代とマッチしていない状態になっているんじゃないかと思います。

つまりは、試験で点数を獲得しようと思うと、日頃はやらないような、文字を書いて漢字を覚えるという練習が必要になってしまうのです。つまり、実践のための勉強ではなく、試験のための勉強に時間を割かなくてはいけなくなります。

もちろん手書きで中国語の文字を書ければ、その方がより完璧な中国語の理解者になるとは思いますが、実生活でそのスキルが必要になるという点については疑問を抱かざるを得ないのが正直な感想です。

そんなわけで試験で良い点を取る事が目的ではなく、中国語の理解度を測ることを目的に受験したいと考える僕のような人にとっては中国語検定は不向きなテストかもしれないと思いました。

このあたり中国語検定の試験問題を作成している人が時代に取り残されていて気が付けないのか、そもそもこのような現実を考えないで作成しているんじゃないかと思います。

中国語の実力を測りたいだけならスコア式のTECCの方が良いかもしれません。TECCは英語で言うところのTOEIC的な中国語の検定で基本的にはマーキングによる回答となり、手書きで文章を作成するというような問題はないようです。

逆に中国語検定で良いと思ったのは時間に余裕がある点です。TOEICのように時間との戦いになるようなことはなく、相当にゆっくり問題を解いても最後に一通り見返すくらいの時間の余裕があります。

日頃の日本語の読書だって、のんびり読みたいし、のんびり読まないとしっかり頭に入らない僕にとっては、速読自体が馴染まないのでTOEICの試験内容自体にも疑問があるわけですが、その点、中国語検定の時間の余裕さは非常に適切だと思いました。

中国語検定を受検してみたまとめ

中国語検定の試験の内容や結果はともかくとして、試験を受けようとエントリーすることは日頃の勉強の目的が明確になりモチベーションも保つ事ができるようになります。実は受検することの最大のメリットはそこなんじゃないかと思います。

試験の結果を見れば自分の弱点がどこにあるのかが明確になりますし、一人で勉強していて実践の機会が無いと、どうしても判ったつもりになってしまうので、そのあたりの気付きを与えてくれるのにも検定受検は有効だと思います。

なので、また来年あたり中国語の試験を受検してみようと考えています。といっても手書きの練習をするつもりはサラサラので、手書き問題の無い中国語の試験を検討することになると思います。

何はともあれ、新しい言語を学習するということは、新しい世界を覗いてその国の文化を知るということでもあると思うので、今後も楽しく勉強を続けていけたらと考えています。

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