画像情報のJFIFとEXIFの違いって何?

最終更新日:2017/09/24 公開日: パソコン・MAC関係, フォトショ・イラレ , ,

JFIFとEXIFの違い

jpeg画像のヘッダ情報にあるJFIFとEXIF。
この情報は写真が撮影された際の情報などを記録しているもので、データベースやシステムを構築する際の情報源としても使用することができます。

このJFIFとEXIFの違いから、クライアントさんのシステムでエラーが出るようになったため、JFIFとEXIFについて調べなければいけなくなりました。

調べてみると、Photoshopの仕様変更に関する情報など、意外な情報もあったのでまとめてみました。




sponsored link

JFIFとEXIFって何なの?

「画像にあるはずのJFIF情報が無い」という、クライアントさんから連絡がことの発端

日頃懇意にしているクライアントさんからの連絡。
要件は「以前納品してもらっていた画像には、JFIF情報があったのに、ここ最近納品してもらっている画像には、JFIF情報が無くなっているが、消しているのか?」とのこと。

しかし、いきなりJFIFなどと言われてもよく分からないというのが実際のところで、「知らない」で済ませられれば良かったのですが、クライアントさんに納品した画像についてだったので、いい加減な事も言えず、急遽、JFIFについて調べなくちゃいけなくなる事態に。

ものすごくレアなケースですが、調べていくうちに面白いこともいくつかあったので、誰かの役に立てばと、メモ的にここに記録しておこうと思います。

JFIFとEXIFについて

JFIFとは画像のヘッダ情報のフォーマットのことで、EXIFもその仲間というわけで、JFIFとEXIFは似ているけれど、少し違いがあるので解説してみると・・・

JFIF ジェイフィフ

jpg画像に画像情報等を格納する為の標準フォーマットで業界標準とされている
http://ja.wikipedia.org/wiki/JPEG

EXIF エグジフ

JFIFを拡張したフォーマットでデジカメなどで多く使われている。
撮影時の情報を格納出来るフォーマット。
情報は撮影時に自動的に描き込まれる。
元々は富士写真フイルムが提唱したもので、基本的にはJFIF(.JPG)フォーマットに準拠し、さらにカメラの機種名・撮影年月日・露出情報などの付加情報の格納法が規定されている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Exchangeable_image_file_format

というわけでJFIFは業界標準らしいのですが、現状としてデジカメで撮られた生データのほとんどがEXIFになっています。

なので、これだけ世の中にデジカメが普及すると、業界標準と言われてるJFIFよりもEXIFフォーマットの方が圧倒的に多くなっているのが実情、一般的なのはJFIFよりもEXIFと言えると思います。

JFIFとEXIFの基本的な違い

JFIFとEXIFをの基本的な違いを簡潔に説明するなら
JFIF:Photoshopなどのソフトで何らかの処理をした画像
EXIF:デジカメで撮られたそのままの画像

JFIFとEXIFのメリットを調べる

EXIFの方が記録出来る情報が多い

EXIFには撮影日時やシャッタースピード、露出や撮影時のカメラの設定や、カメラの機種、レンズの種類などが記録されます。

もちろんJFIFにもある程度情報は記録されますが、JFIFはEXIFよりも記録できる項目が少なくなります。この点が、カメラ業界がJFIFではなく、EXIFを多く採用している理由かもしれません。

EXIFの方が出力機(プリンターなど)との相性が良い

EXIFはJFIFに比べて、出力機器との相性も良いようです。
というのも、EXIFを持った画像が読み込まれると、出力機側で「生データ(処理のされていない画像)」と判断してくれて、プリント機器が出力時に補正するようにしているので、Photoshopなどの画像処理ソフトを持っていない人でも出力時には綺麗に補正された写真が手に入れられるようになっています。

JFIFだと「加工処理された画像」というのが前提にあるので、プリント機器は何の処理もせずにそのまま出力するのが普通のようです。

EXIFには撮影した位置情報なども記録される

EXIFには位置情報も記録出来るので、iPhoneなどのGPS機能付きの携帯電話で撮影された写真だと、撮影した位置情報まで記録されています。

なので、そのままネットにアップロードしてしまうと位置情報が拾われどこで撮った写真家判ってしまうということで、一時期問題になったりもしました。

一方、JFIFは位置情報を記録することはできません。

位置情報はPhotoshopなどで消せる

位置情報など個人を特定できるような情報が、写真に埋め込まれていると思うと恐いと思いますが、EXIFは書き込みソフトで後から変更したり消去したりも出来るようになっているため、ちょっと注意すればそのあたりは心配しなくて良いように出来ています。

たとえば、Photoshopで画像を開いた後に「Web用に保存」を選んで保存すると「EXIF情報は消去される」と、Adobeのサポートの人が教えてくれました。

EXIFの情報を編集できるソフト

F6 Exif(フリー)
消去ソフト(フリー)
JPEG Cleaner
ビューワー(フリー)
JpegAnalyzer Plus
Adbe Bridgeでもメタデータで確認できる。

JFIFではなくEXIFになっていたことで起きた問題

少し脱線してしまったので話を戻します。
クライアントさんから連絡があり「納品してもらった画像の情報が、JFIFではなくて、EXIFだったので、JFIFにして納品して欲しい。」というお話。

何が問題だったのかを説明すると、クライアントさんに納品した先で使っているデータベースシステムが、jpg画像のヘッダに含まれるJFIFの情報をプログラムで引っ張って管理していたとのこと。

ところがJFIFの情報が無くなってしまうと、情報を引っ張れなくなってシステムが正常に動かなかったので問題が発生した。

ということでした。

犯人はPhotoshop CS5

いつも通りに画像を処理して納品していたはずなのに、何故今回そういう問題が発生したのかの原因を調べてみると、どうもPhotoshop CS5がどうも怪しいという結論に達しました。

というのも、最近作業した全てのデータのJFIF/EXIFを調べてみると、以前は全てJFIFフォーマットで納品されていたのが、ある時期からEXIFフォーマットに変わってしまっており、その「ある時期」が、ちょうどPhotoshop CS4からPhotoshop CS5に乗り換えた時と重なっていたからです。

ネットで見つけた手がかり

こういう専門的な事を調べるのに便利なのがインターネット。
しかし、JFIFとEXIFに関しての情報はそれなりに見つかったけれどPhotoshopに関連したJFIFとEXIFの情報は以下の二つしか見つけられませんでした。

File Checker2.3.2アップデートのご案内
JPEGファイルには一般的に画像情報を格納する「JFIF」と呼ばれるフォーマット形式が使用されており、弊社ではこの「JFIF」フォーマットに含まれた情報を元にASUKABOOKの入稿に必要な情報をチェックしていました。
Adobe Photoshop CS5ではこの「JFIF」フォーマットを使用しないという変更がなされました。
http://asukabook.jp/news/100527/index.html

Photoshop CS5
104 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2010/05/15(土) 01:08:17 ID:XsPCnAt5 (1 回発言)
書き出したJPEGファイルのヘッダに「JFIF」が無い……
一部のソフトで問題出そうな気が。
http://logsoku.com/thread/pc11.2ch.net/cg/1272081047/101-200

・・・なんという情報の少なさ。
便利なインターネットも情報が専門的すぎたり、レアケースだと当然、情報も少なくなりますね。

いくら調べても、情報が見つからないので、Adobeフォーラムで情報を探すも、やっぱり見つからない・・・。

ならばAdobeのサポートセンターへ電話しよう

考えていてもしょうがないのでAdobeのサポートセンターへ電話してみることにしました。

ちなみにAdobeのサポートセンターでサポートを受けるには、シリアル番号とか、登録IDとか必要です。質問出来る回数も決まってるようで、ちょっと面倒というか不親切な気もしますが、際限なく質問してくる人も居るのでしょうね。

で、さっそくAdobeのサポートセンター質問してみたのですが、結局窓口の人もよく分りませんでした。サポートセンターで確認できるようなことはPhotoshopの基本的な操作方法の説明くらいなのかもしれません。

再所為対応してくれていたスタッフの方だとちょっと解決できそうになかったので、もう少しアドバンスな問題に対応出来るような方にも変わってもらったのですが、こちらが細かく状況を説明しても問題は解決されず、「詳しい事は調べてから後日返答します」ということになりました。

とりあえず

● CS4からCS5になる時にjpgのフォーマットは変わっていないか?
● 変わっているならそれがどう変ったのか?
● もしPhotoshopCS5が原因ならばプラグインか何かでEXIFをJFIFフォーマットにする事は可能か?

というような内容に関して返答してもらえると嬉しいと伝えておきました。

JFIFとEXIFを判別する方法

さて、今回発生した問題の原因がわかるのを待っている間に、EXIFフォーマットになっているデータをJFIFフォーマットに戻すという仕事が発生しました。

作業を行うためには、まず、JFIFかEXIFかを判断しなければいけません。
JFIFかEXIFかを判断するために、Adobe Bridgeやプレビュー.appを使ってみたもののEXIF情報などは確認できるけど、それがJFIFとEXIFを判別することはできないようです。

JFIFとEXIFを判別するためには、バイナリエディタで開かなければ判断できないことが判りました。

Macのバイナリエディタ0xED

Macのバイナリエディタ

バイナリエディタで画像を開くと、数字の羅列が表示されます。

JFIFの場合:右側にJFIFとEXIFの文字が確認できる。
EXIFの場合:JFIFが無くなってEXIFしか文字が確認出来ない。

追記:JFIFとEXIFについてAdobeから回答があった

問い合わせをしてから約3週間。
AdobeからJFIFとEXIFについてようやく回答の連絡がありました。

Photoshop CS5からの仕様変更が原因でした

結論から書くと、Photoshop CS5からjpgのメタデータからJFIFを削除するように仕様変更したとの事。

Adobe的には「今後はJFIFよりもEXIFがメインで行きますよ」ってことらしいです。
つまり「JFIFは諦めて下さい。今後も対応はしませんよ」ってことです。

まぁ、現状、今販売されているデジカメが全て、EXIFフォーマットだし、JFIFよりもEXIFの方がより詳細に情報を盛り込めるわけだから、Adobeでなくても、そういう判断になると思います。時代の流れだからしょうがありません。

というわけで、それでもJFIFにこだわるようであればPhotoshopのバージョンをCS4以降にデグレードするしかないようです。
本当はAsobeが対応してくれれば良いのですが、確認してみたところ、無理そうなことを言っていました。

案外同じ問題で悩んでいる人も多そうなので、CS6では仕様を戻してくれたりしないかなー。って淡い期待もしてみたりするのですが、そんなことは無いようですね。

とりあえず、原因がわかったので、そのあたりの事情をクライアントさんに報告。
納得してくれたものの、やっぱり「JFIF情報が無いのは困る」とのことで、今後の作業もしょうがなくCS4に戻して作業をするしかないのでした。とほほ。

猫のLINEスタンプ

猫のLINEスタンプ

Comment

  1. たけぞ より:

    当方、印刷業やっています。
    同じようなヘッダのトラブルでさまよい歩き、このページにたどり着きました。
    ものすごく納得が良き、とてもわかりやすく理解でき、大変助かりました。
    ありがとうございます!

    • Ayumi より:

      ニッチな話題のメモですが、お役に立てて嬉しく思います。

  2. T.G.A より:

    貴方のようにきれいに整理された情報提供は役に立ちます。
    付け加えれば、特許出願の電子図面はJFIF形式しか受け付けない(H16.1.17現在)。
    その理由も貴方の解説通り。したがって、特許や公文書の図表は今後ともJFIFとなるのではないでしょうか?日本国のお上は強い!PhotoshopはBussiness Chanceを失うことになるかも。

    • Ayumi より:

      T.G.Aさま
      コメント有り難うございます。
      やはり特許絡みなのですね。貴重な情報ありがとうございます!

  3. hatch より:

    mac なら、
    jhead -purejpg ファイル名
    でEXIFをJFIFにできそうです。
    jheadは、brewやmac portsなどで、追加インストールする必要ありますが・・。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

猫のLINEスタンプ

猫のLINEスタンプ
  • ちゃんとしたブログはamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

PAGE TOP ↑