子供が通っている保育園から電話が。
何かと思うと「頭髪からシラミの卵が見つかったので治療してください」というものでした。
「えー!シラミ!」と驚きはしたものの、長男の時にもありましたし、園児の誰かがシラミを持っていればどんどん広がったりもするので、保育園や幼稚園、小学校などの集団生活をしていると、数年に一度くらいの頻度でシラミは貰ってきてしまうものなのだと思います。
シラミが居ても、インフルエンザや麻疹などのようにしばらく登園できなくなるというようなことはなく、翌日からでも登園はできますが、治療を始めないとシラミを根絶することはできませんし、他の子供達にも寄生してしまうので、さっそくシラミの治療を開始することになりました。
この記事の目次
シラミとは
シラミに関しての細かい情報はwikipediaあたりで調べていただければと思います。
簡単に説明すると、人の頭に棲みついて血を吸って寄生する害虫です。
卵を髪の毛に産み付けたりして、大量発生してしまうだけでなく、痒みがともなうので、頭皮を掻きむしることで引っかき傷などが出来たり、多くの人にも広がってしまうなど、色々と問題があるので放置しておくわけにはいきません。
シラミを見つけたら、すぐにでも治療を開始する必要があります。
発生時期
シラミも虫の一種なので、シラミが発生する季節は夏というイメージを勝手に抱いていましたが、一年を通してシラミは発生するようです。
実際問題で、プールなどの時期に感染しやすいようなので、数は増えるようですが、生態的には季節は関係無いようで、次男のシラミが発覚したのは真冬に近づきつつある11月の末でした。
シラミの治療
まずは皮膚科で受診
シラミの治療は勝手に初められますが、子供が保育園や幼稚園、学校などに通っていると「治療を始めました」という医療機関からの証明書を求められたりもするので、まずは皮膚科で受診する必要があります。
受診しても、治療方法を説明してくれる程度で、特に薬などをもらえるわけではありませんので治療薬は自分で購入することになります。
スミスリンシャンプーを購入する
シラミの治療方法の第一歩はスミスリンシャンプーを購入すること。
スミスリンシャンプーを平たく言えば、殺虫剤入りのシャンプーです。
シラミは小さくて素早いので成虫を見つけても捕まえるのが難しかったり、卵を大量に産み付けるので、それらを見落としなく見つけてるのも難しく、手作業で駆除するのも難しいのです。
また、シラミは不潔にしていると発生するというようなイメージがあるので、シャンプーを毎日すれば居なくなるようにも思いますが、普通に洗髪するだけではシラミは駆除はできません。
頭髪を清潔に保つのはシラミの発生防止には効果があったとしても、シラミが発生してしまうと話は別なのです。
シラミを駆除するためにはスミスリンシャンプーを使用する必要があるのです。
普通のシャンプーと基本的には同じ
スミスリンシャンプーは普通のシャンプーと同じ様に使用できます。
まずは頭全体にシャンプーを馴染ませます。
普通のシャンプーとの違いは、すぐに洗い流さずに5分程度そのままにしておくことです。泡を放置することでシラミが死滅するので、間違ってもすぐに洗い流さないようにしましょう。
十分に放置すれば、あとは普通に洗い流すだけで大丈夫です。
正しい使用方法は製品によっても異なると思うので、スミスリンシャンプーのパッケージに書かれている方法を参考にしてください。
卵には効かないこともある
スミスリンシャンプーにも種類があって、強力なスミスリンシャンプーは卵にも効果があるようですが、一般的にはスミスリンシャンプーが効果があるのは成虫に対してで、卵に対しては効果がありません。
なので、既に頭髪に卵を産み付けていると、スミスリンシャンプーで成虫が死滅したとしても、シャンプーの後に孵化してしまうので駆除できません。そのため、3日おきくらいにスミスリンシャンプーを数回繰り返して完全にシラミを駆除することになります。
スミスリンシャンプーの購入場所
スミスリンシャンプーは大きなドラッグストアーや薬局などでは普通に見つけられると思います。見つけられない場合は、アマゾンなどのネットでも購入できると思います。
問題は、スミスリンシャンプーは量の割に結構な値段がすることですね。小さなボトルで2,500円くらいします。
一人分だと駆除するまでに十分な量ではありますが、シラミの治療は家族にシラミが寄生している可能性もあるので家族全員でおこなうのが基本です。要するに家族全員がスミスリンシャンプーを使用することになります。
なので、我が家は四人家族なのですが、四人分と考えるとかなり少なめで、駆除しきれないと追加で購入する必要があり、出費としては大きいですね。
櫛を使用する
スミスリンシャンプーを購入すると、一緒に櫛が付属していたりします。
これは目の細かい櫛で髪をとくことで、櫛にシラミが引っかかって取り除くことができるというものです。
3日おきの数回のスミスリンシャンプーと、この目の細かい櫛を併用を3〜4回繰り返します。最終的にシラミが見つからず、新しい卵も見つけられないようであれば、シラミの治療完了ということになります。
シラミの駆除まとめ
シラミの発生は、保育園や幼稚園、学校などの集団生活をする中で、避けられないものでもあるので、シラミが発生してしまったら、他に広げてしまわないように、速やかに治療を開始することが大切だと思います。
シラミ自体はそれほどしぶとい存在ではないので、治療を始めれば比較的簡単に駆除できるので、スミスリンシャンプーを使用して、頭全体に馴染ませて、じっくり待って洗い流すということさえすれば失敗することはないのではと思います。
参考 → シラミ対策でシラミ専用の櫛を購入