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オリジナルTシャツの作り方と製作して販売すれば売れるのかについて

更新日:

オリジナルTシャツを作りって売りたい

オリジナルグッズと言えばやっぱりオリジナルTシャツ

イラストを描いたりデザインしたりするような人なら誰でも「オリジナルグッズを作って販売したい」と考えることがあると思います。

そして、何のオリジナルグッズを作ろうかと検討した時に、真っ先に候補に挙がるのがTシャツだと思うのですがいかがでしょうか?

例えば、イラストを描く僕の場合、自分のイラストがプリントされたTシャツならば日頃無地しか着ない僕でも着てみたいと思いますし、街中ですれ違う人が僕のイラストのTシャツを着ていたりするなら、それはすごく嬉しいことだと思います。

実際問題で、僕は長い間、インディーズバンドがライブ会場などで販売するTシャツのデザインを手掛けてきましたから、自分が手掛けたデザインTシャツをライブ会場に集まったファンのみんなが着ているのを見るのは、それはそれはとても気分が良いことを知っています。

また、バンドにとって、ライブでの物販の売上が活動費用になるためオリジナルグッズというのは大変重要なのですが、その中で、Tシャツは最も売りやすく売上の多くを占めているので、バンドによっては服屋さん顔負けにTシャツを並べて販売していたりします。

そんなわけで、そろそろ誰かに依頼されて作るTシャツではなく、自分自身のブランドとしてTシャツが販売出来たら良いなと考えるようになりました。

あわよくば沢山売って、作品をお金にすることが出来たら嬉しいなと思うようになったのです。

そこで、自分だけのオリジナルTシャツを作る方法や、作った後の販売方法について考えてみることにしました。

オリジナルTシャツを作るために必要な費用は?

Tシャツ製作は比較的低コストで出来る

オリジナルグッズを作るにはお金が必要です。
もちろんTシャツを作るのにも費用が掛かります。

しかし、Tシャツは他のグッズ(キーホルダーやアクセサリーなど)を作るのと比べると、ずっと低コストで作ることができます。

というのも、キーホルダーなどでオリジナルグッズを作ろうと思うと、最少ロットが1000個〜というような世界なので、必然的に製作に掛かる費用は高くなります。

それに対してTシャツの場合は1枚からでも作ることが出来るので低コストでオリジナルTシャツが作れます。

Tシャツ製作は小ロットで出来るから低リスク

実際問題でオリジナルグッズを1000個作る程度では製造単価は非常に高いです。

数千個単位で製作しないと一般に販売されている価格のレベルまで単価を下げることが出来ません。

例えばiPhoneケースを作りたいと考えたとします。
街のショップ売られているiPhoneケースが1500円くらいの相場だとします。

その程度の価格まで単価を下げようと思うと、10,000個以上は作らないとその価格まで製造単価を下げることができません。

10,000個程度の数でようやく一般的な相場価格まで製造単価を下げられるようになるのです。

要するに、オリジナルグッズを売って利益を出そうと思うと、10万個レベルで作らないと製造単価が高過ぎて利益を出すことが出来ません。

また、それだけの数を作ろうと思うと製作に掛かる費用も当然高くなりますし、大量に出来上がった物の保管場所にも困ります。

もちろん、それを売り捌けるのであれば利益ガッポガッポで何の問題も無いのですが、販路が無い場合、それだけの数を売り捌くのはネットを駆使しても不可能で全く現実味がありません。

しかしTシャツは少数でも作れます。
極端な話、1枚からでも作れるのです。

一昔前に比べてオリジナルTシャツを製作する費用も随分安くなりましたし、ネットで注文して簡単に作れるようになりました。

もちろん、Tシャツの場合も枚数を多く作った方が製造単価を下げることが出来ますが、Tシャツの場合、キーホルダーやiPhoneケースなどのように、相場というものがあまり存在しません。

同じような材質で作られたTシャツでもブランドだとやたらと高いものもありますから、Tシャツは価格設定が自由にしやすいのです。

なので枚数が少なくて製造単価が高いのであれば、利益が出せる程度の価格に設定すれば良いわけで、少ない枚数でも利益が出しやすく、低リスクで始めることができます

オリジナルTシャツ製作と費用

オリジナルTシャツの製作には型代が必要

Tシャツ屋さんにオリジナルTシャツの製作をお願いすると、大抵の場合はシルク印刷という方法でプリントすることになります。

今ではいろいろなプリント方法があるので、シルク印刷に限らないようですが、あくまでイベントのチームTシャツなど、それほどクオリティが必要のないものに限られる感じで、一般的に売られているようなプリントTシャツを作ろうと思うと、昔ながらのシルク印刷が無難です。

シルク印刷には型が必要なので型代が掛かります。
デザインの大きさによって変わりますが、型代が1色で1万円〜3万円程度になります。

オリジナルTシャツの製作費用の考え方としてはこの型代がキーポイントになってきます。

例えば、型代が10,000円、プリント代とTシャツ代が1500円として1枚だけ作る場合と、100枚作る場合の費用を比較してみましょう。

1枚だけ作る場合

型代 10,000円
プリント代とTシャツ代 1,500円
合計で11,500円で、単価も11,500円となります。

100枚作る場合

型代 10,000円
プリント代とTシャツ代 1,500円 x 100 = 150,000円
合計 160,000円となりますが、単価は1,600円に下がります。

つまり型代は枚数に依らずで固定費用なので、枚数が増えれば増えるほど型の代金は相殺されていくことになります。もちろん型の寿命もありますが寿命がくるほど製作出来るのであれば、単価で考えた場合に型代は無視して良いレベルまで下げられると思います。

ならば沢山プリントすれば良いじゃないかと思うのですが、ここにジレンマがあります。

型は1色につき1枚必要です。
なので、カラフルなTシャツを作ろうと思うと、それだけ型の数が増えてしまいます。
型は色の数だけ必要なので、あまりに色数の多いデザインにしてしまうと型代が馬鹿に出来ない金額になってしまうのです。

またオリジナルTシャツのデザインを考えていると、いろいろと素敵なデザインが出来上がってしまいます。あれもこれも作りたくなります。

しかし一枚の型で一つのデザインしかプリントできないので、デザインを増やしたい場合は新たに型を作る必要があります。

いずれも枚数が少なくすなれば製造単価が高くなりますから、ある程度の枚数を作らなければ採算がとれなくなってしまいます。

もちろん販路が有る場合は心配しなくて良いですが、個人でオリジナルTシャツを作って販売する場合、現実的な枚数としては版1枚に対して最低でも100枚くらいは作らないと製造単価が高過ぎて採算が取れなくなると思われます。

オリジナルTシャツを売って生活していけるほど儲かるためには版1枚に対して1,000枚単位で作らないと厳しいのではないかと思います。

● 型は一色につき一枚必要
● 型は一つのデザインにつき一枚必要

自作オリジナルTシャツと言えばTシャツくん

少数製作で個人で楽しむならTシャツくん

少ししかTシャツは必要無い、でも安くオリジナルTシャツを作りたい、と考えている人にオススメなのは、Tシャツくんという、家庭用のTシャツ印刷キットです。

家庭用と言ってもシルクスクリーン印刷なの、本格的なでTシャツ屋さんに注文するのと同じ仕組みでプリント出来る本格的なオリジナルTシャツ作成キットです。

僕もオリジナルTシャツを作るためにTシャツくんを購入して販売用のTシャツをプリントしていた時期がありました。

意外とお手軽に本格的なプリントが出来ますし、デザインを増やしたいと思った時も、5枚で2,000円程度で売られている版用のシルクスクリーンを買えば、どんどんデザインを増やすことができます。

Tシャツ屋さんでデザインを増やすことを考えれば、かなり安くデザインを増やせます。

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Tシャツくんは時間と労力が必要

しかし、あくまで家庭用なので、手軽に安くオリジナルTシャツが作れる反面、業務用(販売用)で使うとなるといろいろと問題もあり、販売用のTシャツを作るのにTシャツくんを使うのはちょっとオススメできません。

と言うのも、TシャツくんでオリジナルTシャツを作り、それを販売しようと思うと、大変な時間と労力が必要になるからです。

上手にプリントできない

Tシャツくんで上手にプリントするにはそれなりに熟練が必要です。
何度も何度も失敗を繰り返せば、コツを掴んで上手にプリント出来るようになるとは思いますが、数十枚プリントした程度では販売に耐えうるような安定したクオリティを保つのは非常に難しいです。

全て手作業で行ないますから、一枚一枚神経を使いますし、思ったようにプリント出来なかったり、インクで汚してしまったりするなど、プリント失敗によるロスも多いです。

それでも多少のロスに目をつぶりながらTシャツ屋さんになるために修業期間だと思って作業を続けられる人は良いのですが、実際問題でかなりストレスです。

プリント以外にも作業が多い

オリジナルTシャツを自作して販売しようと思うと、必要な作業はプリントするだけではありません。

プリントしたらインクを乾燥させる必要があります。
よほど広い部屋でもない限り大量のTシャツを干すというのはなかなか難しいものがあります。

プリントが乾いたら次はアイロン掛けです。
しかしプロがアイロン掛けしたようにきっちりとアイロン掛けできるわけがありません。

それでもなんとかアイロン掛けまですれば、次は袋詰めです。
クシャクシャにならないように綺麗に畳んだまま一枚一枚を袋に詰めていきます。

しかし余程器用でなければTシャツくんを使って販売用のTシャツを作ろうとするのは、色々と無理が生じてきます。

本気でオリジナルTシャツを作ろうと思うとTシャツくんは不向き

当初は僕もオリジナルTシャツを作るのにTシャツくんを使用していましたが、あまりの労力と費やす時間の多さにすぐに止めてしまいました。

僕はTシャツ屋さんになりたいわけではなく、Tシャツをデザインする人になりたいわけですから、デザインを考えることよりもTシャツをプリントすることの方に時間と労力を取られるというところに自家製作の限界を見たわけです。

そんなところに時間と労力を掛けるくらいなら、デザインに時間と労力を注いで少しでも売れるTシャツを考えて、製作は業者さんにお願いするのが絶対に理にかなっています。

しかしながら、Tシャツくんの名誉のために書いておきますが、趣味として自分自身のためや、知人等へのプレゼントのためにオリジナルTシャツを作るには、Tシャツくんは非常に面白くて楽しめるオモチャだと思います。

自作は諦めてTシャツ屋さんでオリジナルTシャツを作る

たとえ少数でもTシャツ屋さんに注文した方が安定した品質で仕上げてくれます。
アイロンがけや袋詰めまでしてくれるので、製作したあとに売りやすい状態で仕上げてくれます。

実際問題で自分でオリジナルTシャツを作っていた時は、アイロン掛けや袋掛けなどのクレームが来ないかとても心配でしたし、実際に購入者からもご意見として注意を頂いたこともあります。

なので、労力と時間を考えれば自分でシコシコと製作するよりも、Tシャツ屋さんにお願いした方が断然良いです。

Tシャツ屋さんに注文すれば、品質面で安心できますし、納品されたものをそのまま販売できるのというメリットがあります。

オリジナルTシャツを製作するのに必要な費用

Tシャツ屋さんに注文すると、デザインの種類や多色の凝ったデザインにしてしまうと版代が高くなるため、小ロットでは採算が採れなくなってしまうという問題にと向き合うことになります。

Tシャツ屋さんは1枚からでも製作してくれるところが殆どですが、販売目的でそれなりに利益を得ようと思うと、最低でも100枚単位で作らないと、原価が高くなりすぎて販売しづらくなってしまうのです。

オリジナルTシャツの製作にかかる費用はTシャツのグレードやデザインなどによっても変わりますが、相場の目安としては100枚作って、単価が1,000円〜1,500円程度と思います。

いくら個人と言えど、きちんと利益を得ようと思うと原価の3倍くらいの値段で売りたいですから100枚以下の注文の場合は、売りづらい価格にしなければいけなくなるのです。

オリジナルTシャツを売る為には考えなくてはいけないことが沢山ある

いずれにせよ、オリジナルTシャツを作るだけなら、手間や費用の問題はあるものの、Tシャツくんを使ったり、Tシャツ屋さんにお願いすれば良い話なので簡単にできます。

しかし、本当の問題となるのは作ったTシャツを売ることなのです。

Tシャツはバリエーションが多い

Tシャツを作る場合、図柄のデザイン以外のことも考えなくてはいけません。

Tシャツはサイズ展開が多い

Tシャツのサイズはいろいろあります。
キッズサイズ、レディースサイズ、S、M、L、LL、XLなど様々なサイズが展開されているのです。

難しいのが同じデザインのTシャツでも、Tシャツのサイズによって売れるデザインと、売れないデザインがでてきます。

なので、どのサイズがどれだけ売れるかを見極めて製作するTシャツの枚数を決める必要があるのです。

しかし、そんなものが分るはずがありません。

実際問題で僕はこれをやらかしました。

ゆったり目のTシャツの方が良いだろうとMサイズを増やして注文したところ、いざ販売してみると、ピチTと呼ばれる小さめのTシャツをタイトに着るというのが流行り始めた頃で、誰しもがSサイズを購入したのでした。

しかしながらSサイズはほとんど注文していなかったため、あっという間に売り切れ、多く作ったMサイズはほとんど売れず大量に残ってしまったのです。

Tシャツはカラーで売上も変わる

オリジナルTシャツ本体の色とプリントするインクの色の組み合わせも考えなくてはいけません。

色々な色を揃えることが出来るのが理想ですが、Tシャツ本体を仕入れる時にも同じカラーでまとまった量を注文した方が単価が安くなります。

しかし色を増やそうと思うと、もともと100枚程度しか製作しない場合だと、一色で10枚とか20枚程度しか作らないことになり、自分でTシャツを仕入れる際には仕入単価が、Tシャツ屋さんに注文する際には手数料が上がってしまいます。

Tシャツにプリントするインクの色も変えることができますが、色を変えようと思うと、その度に版を綺麗にする必要があり、連続してプリントすることが出来なくなります。

この作業はTシャツ本体の色を変えるよりも遥かに大変なので、Tシャツ屋さんでお願いする場合でも一つの色パターンで製作する最低枚数が決められていたり、Tシャツ本体の色を変えるよりも高い手数料が設定されていたりします。

色を増やしたり変えたりして売れ行きが上がるならそれでも良いのですが、当然ながら、選択するボディの色によっても売れ行きが違ってきます。間違えば全く売れないなんてことにもなりかねません。

Tシャツ本体の型(シルエット)

Tシャツ問屋さんではanvilやprintstarなどの有名メーカーのTシャツが使用されています。

それらのメーカーのTシャツは、一般的にグッズ販売されているTシャツでも使われていたりするので、品質もある程度把握しやすく使用しやすくて良いのですが、Tシャツ自体の型にバリエーションが無いことが問題になります。

Tシャツにも定型があり、上記のメーカーのTシャツは最もスタンダードなTシャツだったりしますが、一般的に服屋さんで売られているTシャツは毎年少しずつシルエットが変わっています。

なので、ライブやイベントなど限定された場所で着るためのTシャツと割り切ればそれでも良いのですが、普段着として着たいと思った時、それらの定型のTシャツは、野暮ったく、ダサいシルエットなので、特に女性からは敬遠されてしまいます。

ターゲットに合わせてしっかりとTシャツの型を検討しないと、それだけで全く見向きもされなくなる可能性があるわけです。

Tシャツを作る前まで全く考えていませんでしたが、購入者はデザインとボディの型(シルエット)などを総合的に判断して買いますから、図柄のデザインだけ良ければ売れるというものではないのです。

Tシャツの品質

定番のTシャツメーカーのTシャツでも品質はいろいろです。
原産国によっても生地の品質や風合いが変わります。

安いボディで済ませると、一二回着ただけで首元がダルダルになってしまうような粗悪品もありますから、安いからと言ってそんなTシャツを販売してしまうと、信用問題にもなります。

かと言ってブティックで売っているような品質の良いものになると、当然単価は高くなるので、それなりの枚数を製造しないと製造単価がとても高くなってしまい販売しづらくなってしまいます。

アメリカ製のTシャツは綿生地でも麻で作ったようなゴワゴワ感があり、個人的にはそのような質感が好きなのですが、最近は中国のTシャツの品質があがったこともあり、ほとんど中国製のTシャツが使われています。

逆にキメが細か過ぎて、柔らかい生地だったりして、イメージと違ってしまうこともあり、出来るならば実際に見て触って品質を判断してから製作したいところです。

Tシャツの在庫の保管の問題

オリジナルTシャツを作ったら在庫の保管も大きな問題です。

日光や電灯などで光が当たれば焼けて色褪せするなどしてしまうことも考えられます。劣化の他にも臭いや折りシワなども気にしなくてはいけません。

本人は気がつかないのですが、長い間自宅で保管していたりすると家庭のニオイが染み付いてしまうこともあります。

そうなるともう売り物としては駄目になりますから、保管方法には気を配る必要があるのです。

理想はなるべく在庫を持たずに短期間で売り切ってしまうということになりますが、そう簡単な話ではありません。

Tシャツの販売の問題

オリジナルTシャツを作ったならば、それを売らなければいけません。
出来ればブティックやセレクトショップなどのお店に置いてもらいたいと考えますが、置いてもらえるお店なんてほとんどありません。置いてもらえたとしても卸値が非常に安く4掛けや3掛けというような感じになります。

そんな値段で卸して利益が出せるような製造単価にすることは、よっぽど多くの枚数のオリジナルTシャツを作らない限り、おそらく無でしょう。

今はインターネットで販売するという手もありますが、売れるようなショップの構築にはお金が掛かりますし、構築したところで肝心なのは売るための方法であり、そこから先が難しいのです。

今度はTシャツを売ることに労力と時間を掛けなければ、せっかく作ったオリジナルTシャツを買って貰えないことになり、オリジナルTシャツをデザインするという、本来やりたい事からは離れてしまいます。

いろいろ考えるとオリジナルTシャツは作って売るというのは難しいという結論になる

オリジナルTシャツを作るのは他のグッズを作るのにに比べて確かに敷居が低いです。

しかしながら、イラストレーターやデザイナーの立場で考えると、自作するにしてもTシャツ屋さんに注文するにしても、全くの専門外のことが多過ぎるのです。

オリジナルTシャツを自分で作ろうということは、プリント業者を探したリ、Tシャツの品質や型のデザインを選び、色やサイズの展開を考え、販路を構築したりする必要があり、本来やりたいことであるはずのTシャツをデザインしたい、というところからは随分掛け離れた場所で時間と労力を使わないといけなくなるのです。

つまり、Tシャツ屋さんになりたい人でなければ、おいそれと手を出さないのが無難ということになります。

イラストレーターやデザイナーはあくまでTシャツをデザインする人であって、Tシャツを製造する人や販売するではないので職業が全く違うのですよね。

そのあたりがTシャツを作って販売使用とする際の最も大きな問題となります。

Tシャツ分野の新たなビジネスチャンス?

ノーリスクでTシャツ販売できるサービスがある

一昔前に比べるとオリジナルTシャツを作るサービスも充実し、オリジナルTシャツを作った先の販売するところまでフォローしてくれるサービスが増えてきているようです。

それらのサービスはプリントのデザインを送りさえすれば、あとは製造、販売、発送などの面倒な作業の全てを代行してくれるというものです。もちろんTシャツが売れれば、売上に応じたマージンが支払われるシステムになっています。

さらには登録料も無料で在庫を保管する必要もなく、1枚目が売れた時点で即収入になるという感じで、オリジナルTシャツ販売がノーリスクで開始できる、魅力的なサービスが出てきているのです。

つまり、僕が上記にダラダラと書いてしまった、オリジナルTシャツを作れない問題をほぼ解決してくれるようなサービスなのです。

僕が最初このサービスを見つけた時には、クリエーターのことを考えてくれていてあまりに条件の良いお話なので、サービス自体を疑う気持ちもありました。

しかし色々調べてみると同様のサービスを行なっている会社は既にいくつかあり、基本的にはどこも似たようなシステムでオリジナルTシャツの制作ができ、その後の販売はサービス運営もとが運営するショップで行えるというシステムになっています。

システムの条件的には以下のような感じです。

● 登録、出店、販売、維持費無料
● 価格の設定は販売者が自由に設定できる
● 基本価格(サービス提供会社マージンはTシャツ本体、プリント代など)+自分の利益=販売価格として決定する
● デザインの複数登録可能
● Tシャツ以外への展開も可能(マグカップなど)

登録した商品はサービス提供もとのポータルサイトに表示されるだけであく、自分のホームページで紹介して購入者してもらうこともできるので、自作ホームページ内に仮想のショップを構築して、全てが自分のオリジナルグッズで構成された夢のショップを、ほとんどリスク無しで始められてしまうのです。

一昔前では考えられないようなシステムで、まさに求めていたオリジナルTシャツ販売のカタチが既に出来上がっているのです。

しかし、僕はここにも登録はしませんでした。

僕がオリジナルTシャツを作らない理由

オリジナルTシャツ作成サービスのシステムや条件を見れば、すぐにでもサービスに登録してオリジナルTシャツを販売してみたいと思うのですが、以下のような理由でサービスを介してのオリジナルTシャツの販売を断念することにしました。

パロディが多い

オリジナルTシャツ販売サイトで販売されているTシャツを見ているとパロディ作品が非常に多いです。

あまりに多過ぎて、どこまでがオリジナルか分からないくらい多いかもしれません。

パロディはオリジナルがあってこそのものだと思います。
オリジナル抜きにその作品を考えると、創作という点では価値はゼロなわけで、個人的にはなかなか受け入れがたい分野なのです。

実際問題として、パロディは一般受けしますし、ネタとして成立しやすいですし、それなりに売れますから、Tシャツを売って儲けようと思うと必然的にパロディに流れてしまうのです。なので、オリジナルTシャツ販売サービスでは、パロディ作品が溢れてしまうのは仕方ないですし、宿命だとも思います。

しかしながら、個人的には、せっかくオリジナルTシャツを作るのであれば、完全なオリジナルTシャツで勝負したいと考えますから、パロディ作品に溢れたその中に自分のオリジナル作品を混ぜ込みたくない、という気持ちが強くあるのです・・・。

Tシャツボディの型(シルエット)

オリジナルTシャツ作成サービスでベースとして使用されているTシャツの型は超定番がほとんどです。

いわゆるブティックなどで販売されているオシャレなTシャツとはシルエットが明らかに違います。

メンズはそれでも良いのですが、レディースで考えると、ド定番のシルエットTシャツで販売をするのはちょっと厳しいと思います。

特に僕のデザインするものは、どちからと言えば女性向きになるので、女性に売りやすいようなTシャツの型(シルエット)が無ければ、まず売れないだろうなと思うのです。

オリジナルTシャツを売れないだろうなという思いがある

僕がオリジナルTシャツ作成サービスに登録しなかった最大の理由は、作ってみたところで「それほど売れないだろうな」と僕自身が思っているからです。

いや、ホームページやイベントで宣伝すれば、ちょろちょろは売れるとは思います。

そうじゃなければこのサービス自体が成り立たないでしょうし、成り立っているってことは、それなりに売れているからでしょう。

しかしながら、きっとそれは見ず知らずの一見さんが買うのではなく、おそらく作者本人、あるいは作者の知人など、周りの人が買っているのがほとんどじゃないかと思うわけです。

個人が作ったオリジナルTシャツなんて何のブランド力も無いわけですから、宣伝しないで売れるわけはないのです。いや、宣伝しても売れないかもしれません。そんな物を買うのは本人か身内しか居ないのです。

逆に考えると、売れるようなブランド力を既に持っている人は、このサービスを利用しなくても良いとも言えるでしょう。

オリジナルTシャツ販売サービスは魅力的なサービスなのは間違いない

とは言いつつも、オリジナルTシャツ作成サービスは、モノを作る立場の人間から見れば、非常に魅力的なサービスだと思います。

ノーリスクですぐに商品化できて、あわよくばお金にもできる。

モノを作る人間にとっては、こんな素晴らしいサービスはないと思います。

僕自身はすぐにサービスを利用する予定はまだありませんが、将来的に何かちょっとしたモノを作りたいとか、サンプル的に少数作成する場合などに、サービスを利用価値はすごくあると思います。

オリジナルグッズとしてTシャツを作って販売したいけど作らないのまとめ

以上のような理由から、今現在で、僕自身がオリジナルのTシャツを作ることはありません。

しかしながら、Tシャツ作成サービスをはじめとして、ほんの数年前と比べてもオリジナルTシャツを製作し販売する環境や情況が大きく変わっているので、きっとパロディ問題など既存の問題を解決するような画期的なサービスが出て来ることも考えられます。

LINEのスタンプなども同様ですが、クリエーターが作ったものをお金に換えられるというサービスはイラストレーターやデザイナーから考えれば非常に有り難く魅力的なサービスでです。

なので、Tシャツやスタンプなどの分野だけでなく、多くの分野でこのようなサービスが増えてくれば良いなと思います。

以上、オリジナルTシャツを作りたいけど、いろいろ考えると製作しない方が良いなと思う理由についてでした。

上記はあくまで販売することまでを考えたので、オリジナルTシャツに対して否定的な結論になっていますが、個人で趣味として楽しむ分にはオリジナルTシャツを作るというのは非常に楽しい作業だと思います。

いえねこ一年生
いえねこ一年生
  • 著者 :
  • 価格 : ¥ 1,296
  • 単行本(ソフトカバー):160 ページ
  • 出版日 : 2018/07/25
  • 出版社 : 星雲社

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