戸棚や本棚などに貼っていたシールを剥がすと綺麗に剥がれなくて粘着糊(粘着剤)の部分だけが残ってしまって困ったことってありませんか?
無理矢理に剥がそうとすると下地を傷つけてしまいそうだし、薬品や洗剤を使うと下地を変質させてシミなどになってしまう事もあります。
残ったシールの粘着剤を綺麗に剥がす方法はないかと調べたところ良い方法がいくつかあったので実践してみた結果をまとめてみました。
この記事の目次
残ったシールの粘着剤を綺麗に剥がす方法
我が家のキッチンの流し下の扉には包丁が仕舞ってあります。小さい子供が居る我が家では、子供が勝手にこの扉を開けて包丁を触れないように、扉用のロックを取り付けていました。
100円均一で買ってきたロックで扉の両側にシールを貼って施錠するものでしたが、子供も大きくなってイタズラをしなくなったので不要になので剥がそうとしたところ、とても強力な粘着糊で貼られていたため本体のプラスチックの部分だけが外れて粘着糊の部分が扉に残ってしまいました。
爪で剥がそうとしましたが強力にくっついていて剥がれそうにありません。
ちなみに扉はガラスやアクリルなどでコーティングがされているようなツルツルの扉ではなく単なる塗装がされただけの木材の扉です。
できるだけ早くに残った粘着剤を剥がした方が良いのは分っているのですが、ヘラ等で無理矢理に剥がそうとして下地を傷つけてしまうのも問題ですし、薬品などを使用して塗料に浸透してしまいシミになってしまっても問題です。なにせ我が家は賃貸ですから家具に傷などつけてしまえば補修しなくてはいけなくなります。
そこで、残ってしまったシールの粘着糊を上手に剥がす方法を調べたところ、下記のような方法が見つかりました。
残ってしまったシールの粘着糊を剥がす方法
剥離剤を使う
シール専用の剥離剤があるようです。
シール専用をうたって販売しているくらいなのでまず間違いないと思いますが浸透性の高いものだと木材に染み込んでシミや変質してしまう可能性もあるようです。
我が家は賃貸なので失敗は許されないため今回は却下。
ヘラを使う
シールを力技で剥がす方法です。
ヘラと一緒にドライヤーを使って温めると粘着糊が柔らかくなって更に剥がしやすくなるようです。しかし我が屋は賃貸のためヘラ等を使うと扉を傷つけてしまったりすると最悪なのでこの方法も却下。
消しゴムを使う
消しゴムでひたすら擦る方法です。
個人的には昔から行なっていた方法でもあります。
消しゴムの場合は木材を傷つけることがないので安心できますが、今回の粘着糊ほど強力だとかなりの労力が必要なのと、ものすごい量の削りカスが出てしまうのが難点。
できるならば選択したくない方法なので、他に方法が無かった時の保険策として検討してみます。
お酢を使う
お酢を使うと粘着糊が剥がれるそうです。
全く知りませんでしたがそれなりに有名な方法のようです。
お酢だと木材を痛めることはなさそうですし、変質もしなさそうなのと、わざわざ道具を買いにいかなくても冷蔵庫の中にお酢はあるのですぐに試せます。
本当にお酢で剥がれるのが半信半疑ですが、ダメ元くらいの気持ちで今回はお酢で剥がす方法にチャレンジしてみました。
お酢を使ってシールの粘着糊を剥がす
チャレンジ前に爪でカリカリしてみましたが強力にくっついていて簡単には剥がれそうにありません。
では早速作業にかかります。
まずは、お酢をティッシュに染み込ませます。
お酢を染み込ませたティッシュをシールの粘着糊の部分に貼り付けていきます。お酢が垂れてしまわないようにティッシュは少し厚めにしておくと良いでしょう。
お酢が垂れ落ちたりしないようにラップを上から貼付けました。この方法は洗剤などを使用する時でも洗剤が流れてしまわなくする方法としてよく知られていますね。この状態で約1時間ほど待ちました。
約1時間ほど待った後に、プラスチック製の物差しのお尻部分で粘着糊の部分を剥がしてみます。
すると粘着糊が柔らかくなっていて、定規で押しこするとベロベロと剥がれていきます。
柔らかくなった粘着剤を定規の端で押しのける感じで作業を進めてわずか1〜2分でこんな感じになりました。
それほど力を入れなくても無理なく剥がれます。ちょっと感動するレベルです。
作業を始めてわずか5分程度でこんなに綺麗になりました。
まさかお酢でここまで剥がれるとは!驚きです。
正直なところ本当にお酢で粘着剤が取れるのか怪しく思っていましたが、いざ実践してみると驚くほどすんなりと粘着剤を剥がすことができました。
ポイントとしては、たっぷりのお酢をシールの粘着剤に染み込ませることと、ゆっくり待つことくらいでしょうか。
元通りに綺麗な状態になって良かったです。お酢バンザイですね。