次男が小学校へ進学するのにあわせて、ランドセルなど、もろもろの入学準備が始まりました。いろいろと準備しなければいけない物があるわけですが、その中で我が家で問題になったのが学習机でした。
というのも我が家は狭くてスペースの余裕がないのです。
一応は子供部屋として考えている部屋がり、そこを将来的にも兄弟二人でシェアしてもらうことを考えてはいるのですが、広さは団地間で6畳程度です。
現状でも半分物置き部屋みたいな状態になっているので、そこに長男と次男の二人分の学習机を置くとなると、とんでもなく狭くなってしまうのです。
広い家ならこんなことで悩むこともないとは思いますが、狭い我が家では大問題。
子供が小学校に進学するにあたって、どのような学習机を選択すべきか、あるいは学習机の購入の必要があるのか、ということについて考えてみました。
この記事の目次
長男の学習机
長男の学習机は長男が小学校に入るタイミングで購入しています。
しかしながら、いわゆる典型的な学習机ではなく、一般家具のような雰囲気のある一回り小さい机を学習机として購入しました。
というのも僕自身が小学校の入学の時に買ってもらった学習机に対してあまり良い思い出が無かったからです。
もちろん、買って貰った当初は自分の机ということもあり嬉しかったのですが、中学生くらいになると学習机は途端に幼稚っぽく見えてしまうのですよね。大きくて重いので部屋の模様替えもままならないですし、親に要らないとも言えない。単なる邪魔な巨大なものにでしかありませんでした。
そんなわけで、中学生の頃には「学習机のような子供机ではなく、もっと大人が使うような格好良い机にしておけば良かった」と思っていたのでした、
そんな思いもあり、我が子の学習机を購入する際も、いわゆる典型的な学習机ではなく、仮に子供が使わなくなってもずっと使えるような机を選択したというわけです。
次男の学習机を検討
購入直前まで考えたものの再検討
次男の学習机を検討し始めた当初は、長男と同じ学習机を購入して、お揃いにするのが良いと考えていました。そうすることで部屋に統一感も持たせられると思ったのです。
我が家は狭く、兄弟別々の部屋を持たせられないので、次男の学習机を購入したタイミングで、二人の学習机を子供部屋に並べて配置しようと考えていたので、統一感を出すという点でも同じ机を購入するというのは大切なポイントでした。
しかし忘れてはいけないのは学習机だけではなく、個人の物を置く場所も必要ということ。小学校に入れば個人の持ち物はこれまでと違って劇的に増えるようになりますから、物を置く場所は必ず必要になるのです。
部屋の広さに余裕のある家庭なら、棚を追加で購入すれば良いのでしょうが、狭い我が家ではそうはいきません。学習机を2つ、さらに収納の棚まで置いてしまうと、学習机と棚で部屋が占拠されてしまうような状態です。
半分は物置きのような部屋になっているので、子供のおもちゃや、家族のバッグ、衣類、その他の用品などが溢れていて、潜水艦のようなゴチャゴチャした空間ができあがってしまいます。
ということで「次男の学習机をどうするのか?」ということを再検討することになったのです。
学習机は必ず購入しなければいけないものではない
「次男の学習机をどうするか」ということを再検討するために、まず、我が家と同じ様に狭い部屋を兄弟でシェアしている家庭では一体どんな選択をしているのかを調べました。
そうすると「小学校のうちはリビングで勉強するし学習机は必要ない」というような意見を多く見つけました。
それまで「小学校に入れば学習机を必ず購入するもの」と思っていた僕は、そこで「ハッ!」として、学習机を購入しないという選択肢があることに気が付きました。
確かに我が家の長男を見ても
● 学習机を買っても使わない
● 宿題や勉強はリビングの机でする
ということを考えれば、学習机をわざわざ購入する必要はありません。要するに、小学校に入ると同時に学習机を購入しなければいけないと思っていたのは固定概念であって、必ず購入しなければいけないものではないのです。
小さな机でも勉強はできる
学習机がなければ「勉強はどこでやれば良いんだ?」「食卓や座卓でちゃんと勉強ができるのか?」などと思ったりもします。
でも僕自身で振り返ってみても、小学校の時に学習机で宿題をしていた記憶はほとんど無いですし、中学高校でも学習机を使うことはほとんどなく、勉強する際にはコタツや小さな座卓をずっと使用していました。今思えば学習机よりもむしろ勉強をしやすかったのかもしれません。
「学習机=勉強しやすい机」というわけでもないですし「大きい机=勉強しやすい机」というわけでもありません。
実際問題で学校で使う机だってそんなに大きくないですが、勉強をするには十分な大きさです。
結論は個人の物を置く場所が必要
あれこれ考えた結果、本当に必要なのは学習机よりも、個人の物を置く場所だと結論づけました。
実際問題で小学校に入ると同時に個人の物が増え始めます。
教科書やノート、文房具、お習字セット、お絵かきセット、鍵盤ハーモニカなどなど、どんどん個人の物が増え、結果的に机の周りには物が溢れるようになってしまうのです。
しかし学習机の収納力は大きさのわりにそれほど大きくありません。次第に机の上は常に物が置かれた状態になり、ますます机に座ることがなくなります。
結局、机は使われないし物は増えるということで、優先的に準備をしなければいけないのは学習机よりも物を置く場所だったのです。
収納家具としてキューブボックスを購入
収納家具をどうするか、あれこれ悩んだ末に購入したのはキューブボックスでした。
子供用の収納家具としては、ランドセルも収納できるようなランドセルラックなどがありますが、いずれも子供を対象にしたような家具なので、学習机と同じく中学生くらいになると邪魔な存在になりそうだということで選択対象から外した結果、キューブボックスになったというわけです。
キューブボックスは、30cmX30cm程度の四角い箱で、自由に組み合わせることができます。複数積み重ねたり並べたりすることで収納家具として使用することができるのです。
子供部屋は子どもたちの成長に応じてどんどん変化してしまうので、一般的な収納家具を買っても、成長とともに使い勝手が悪くなったり、足りなくなったりすることが考えられます。その度に新たに家具を購入しなおしたり、追加しなければいけなくなります。
また、大きな家具の場合、設置も大変なので配置換えをしようと思っても大掛かりになってしまいますし、狭い部屋ではレイアウトに制限があるので、最初に設置した場所から動かせないなどの問題が出てきます。
その点の問題をキューブボックスなら解決できると考えたのです。
キューブボックスは、言わばブロックのようなものなので、自分の好きなように積み重ねて使用することができます。
移動させたい場合も個別にバラして配置を簡単に変えることができますし、置きたいと思う場所のサイズに合わせてキューブボックスの数を増減すれば良いだけなので、家具の大きさで配置が制限されることもありません。
収納が足りなくなれば、新しくキューブボックスを追加すれば良いですし、一般的な収納家具に比べて自由度が非常に高いです。
引き出しや扉が付いたものもあったりするので、用途に応じて様々な組み合わせが出来るのも良いところです。
キューブボックスのメリットとデメリット
メリット
● レイアウトが自由になる
● 形が自由に変えられる
● 必要に応じて増減させられる
● デザインを統一させられる
デメリット
● 個別で購入するのでトータルでは高くなる
しっかりしたキューブボックスを選択すべし
キューブボックスは安いものだと1つ1,000円程度で購入できるものもあるので安上がりで済ませることもできます。
しかし、カラーボックスと同じで、安いものはすぐにガタが出てしまったり、ボロく見えてしまうので、いざ配置してみても、思ったような雰囲気にならないことがあると思うので、そこそこ良い品質のキューブボックスを購入するのが良いと思います。
例えば、合板などを使用したものではなく、ヒノキなどの高級木材を使用したキューブボックスであればガタが出ることも少ないですし、見た目も良く、経年とともに味わいが出てくるものなので、長く気分良く使うことができるようになります。
このあたりは値段にはっきり差が出てくると思われるので、長年使用することを考えて考えた方が良いでしょう。
我が家では、ヒノキ製のキューブボックスを購入し、一つが5,000円程度、引き出し付きだと8,000〜10,000円くらいしたので、トータルするとちょっとした良い家具が購入できるくらいの価格にはなりましたが、良い選択をしたと思っています。
まとめ
子供が小学校に入学すると同時に「学習机を買わなきゃ!」という固定概念を捨てた結果、本当に必要だったのは個人の物を置く場所だったということに気がついたおかげで、ほとんど使うことのない学習机を購入しなくても済みました。
もちろん、部屋に余裕がある場合は学習机もあった方が良いのかもしれませんが、我が家のように部屋の広さに余裕がない家庭では、ほとんど使うことのない学習机を購入しないという選択の方が良いのではないかと思います。
結果として、使わない学習机を購入して無駄に部屋を狭くすることもなく、小学校に上がって個人の物が増えたあとの置き場所の問題も解決できたわけですから、選択として間違っていないと思います。
中学生くらいになって机が必要になったとき、改めて部屋割やどんな机にするかを本人と話し合って購入すれば良いでしょうし、必要なければずっと購入しないというのも良いかなと思います。