クリスマスシーズンが近づくと、小さな子どもを持つ家庭ではクリスマスプレゼントを何にするかを考えると思います。
我が家でも小学校三年生と年長の息子がいて、子どもたちは12月になった瞬間からサンタクロースのプレゼントを楽しみに待ち続けていたりします。
サンタクロースを信じているのもあと数年ということで、親としては、できるだけ喜んでもらえる夢のあるプレゼントを用意してあげたいと考えるわけです。せ
そこで、今まで何年も子どもたちのためにクリスマスプレゼントを準備してきた中で分かった、子どもたちが喜ぶクリスマスプレゼントについて考えてみました。
この記事の目次
子供が本当に喜ぶクリスマスプレゼントの選び方
リサーチは子供に直接聞く
子供が喜ぶプレゼントは何か?を知るためには、子供に直接聞くのが一番です。
直接聞かなくても、普段から子供の様子を見ていたりすれば、何が欲しいかはだいたい検討がつきますが、クリスマスプレゼントは絶対に外したくないものでもあるので、間違いのない選択をするためにも子供に直接聞くのが一番です。
かと言って「クリスマスプレゼントは何が良い」なんていう聞き方をするのではなく「サンタさんに何かお願いしたの?」というような、少し遠回しな聞き方が良いかもしれませんね。
我が家では、クリスマスシーズンになると、トイザらスあたりから冊子やカタログが投函されたりするので、それをさり気なく目のつく場所に置いたりしています。そうすると、兄弟や友達とカタログを見ながら「あれがいい」「これがいい」などと真剣に話し合っています。子供なりに悩んで、欲しい物を少しずつ絞り込んでいく様子が見られたりして、それを見ているのもまた楽しいものですし、子どもたちの中でも何が欲しいかが具体的になって行くようです。
頃合いを見計らって「サンタクロースに何をお願いしたの?」と、直接本人に確認するようにしています。直接聞いても怪しまれるようなことはなく、サンタクロースを信じている子供たちは「これとあれとそれをお願いする!」などと無邪気に教えてくれるものです。
あんまり数が多いと「サンタクロースは一つしか持ってきてくれないよ」などと言って、どんどん絞り込みさせていく感じです。
子供がその時欲しい物を買う
親の目線で選ばない
子供に直接欲しい物を確認してリサーチが終わると、プレゼントを準備する段階になりますが、ここで「邪念」が入ります。
「邪念」とは、親の思惑であったり、大人の視点です。
例えば、子供が「スイッチのプロ野球ゲームが欲しい!」と言った場合、12月だと既に野球のシーズンが終了しています。毎年プロ野球ゲームは初夏に更新されるので購入するタイミングとしては最悪なのです。
なので親としては「わざわざ狩猟したシーズンのゲームを買うのは勿体ない」と考えたりします。そこで「野球が好きなんだからかプロ野球カレンダーとかが無駄にならなくて良いだろう」とか「好きな球団のグッズで下敷きとか鉛筆とかなら喜ぶだろう」などと考えたりします。
あるいは「マインクラフトの縫いぐるみが欲しい」と言った場合「ぬいぐるみだとすぐに飽きるからもっと使えるものが良いんじゃないかな。マインクラフトだとレゴもあるからそっちの方が知育に良いよ」などと考えたりするのです。
あるいはもっと現実的に考えて、冬用の新しい洋服なんかを選んでしまうかもしれません。
結果、子どもたちはサンタクロースからのプレゼントを見た瞬間にトーンダウンしてしまうのです。
我が家の失敗
我が家でも例に漏れずで似たような失敗をしてしまったことがあります。
日頃から子どもたちは僕が仕事で使っているiPhoneやiPadで遊びたがっていたので、ある年のクリスマスには思い切ってiPadをクリスマスプレゼントに選択しました。
iPadなら学習アプリも沢山あるから、普通の玩具のように飽きてしまってゴミになることもない。使用制限をすればやり過ぎることもない。しかもiPadならインターネットにも慣れ親しめるし、活用の方法を早い段階から覚えることができる。加えて子どもたちもiPadが大好きだから、きっと大喜びするだろうと思ったのです。
僕は僕なりの考えで、日頃子どもたちが大好きなもの、そして将来的にも使えて役に立つものとしてiPadを選択したのでした。
しかし、プレゼントの袋から取り出したiPadを見て、子どもたちはやっぱりトーンダウンしてしまいました。
大人の視点でクリスマスプレゼントを選ぶと子どもがトーンダウンする理由
「子どもたちが喜ぶだろう」「こっちの方がもっと良いし役に立つ」「ずっと使えるし将来的にも無駄にならない」などの大人の視点でクリスマスプレゼントを選ぶと、ほぼ間違いなく子供たちは袋を開けた瞬間にトーンダウンします。
何故トーンダウンしてしまうのか?その理由は簡単です。
子どもたちが本当に欲しい物をサンタクロースがプレゼントしてくれなかったからです。
子どもたちが期待するのは、クリスマスプレゼントの袋を開けた瞬間に、そこには子どもたちが望んだプレゼントがそのまま入っていることです。
子どもたちは子どもたちなりに真剣に考えて、夢の存在であるサンタクロースにプレゼントをお願いしています。望んだプレゼントが入っているということは、子どもたちの「願い」がサンタクロースに通じたという証でもあるのです。
要するに、大人の視点で「こっちの方がもっと良いだろう」という考えでアレンジを効かせて別のものをプレゼントしてしまうのは、子どもたちの「願い」を否定してしまっているのと同じなのです。
つまりは、子どもたちのトーンダウンの理由はプレゼントが嬉しくなかったということではなく「サンタクロースに願いが通じなかった」ことなのです。
子供が本当に喜ぶクリスマスプレゼントの選び方まとめ
というわけで、子どもたちが本当に喜ぶクリスマスプレゼントの選び方は、子どもたちが「欲しい」と言ったものをそのまま買うということです。
何の捻りもアレンジも必要ありません。
子どもたちが希望したもの、子どもたちが望んだ物をそのままプレゼントすることが「サンタクロースに願いが通じた」ということになり、サンタクロースからのプレゼントでは、最も大切な要素というわけです。
我が家ではそのことに気が付かずに親の視線でプレゼントを選んでしまい「思ったほど喜ばなかったなぁ」などと思ったこともありましたが、子供が欲しかったものをそのまま選ぶようになってからは、子どもたちはとても喜んでくれるようになりました。
なので是非、子どもたちが欲しがっているものを、そのままプレゼントするようにしてあげてくださいね。
ちなみに数年前にプレゼントとして選んだiPadは、今では子どもたちにとっては欠かせない物になっています。それを思うと無駄ではないプレゼントだとは思います。でもやっぱりサンタクロースからのプレゼントとしては「失敗だったかな」と反省しています。
無邪気にサンタクロースを信じてくれている期間も短いものです。
クリスマスくらいは少々値段が高くても夢を与えるようなプレゼントをしてあげたいものですよね。
我が家では「役に立つだろう」「将来的にはこっちが絶対良い」「着せたい洋服」などの現実的な大人の視点のプレゼントに関しては、祖父や祖母、叔父や叔母からのプレゼントしてもらうようにしています。