コードレスタイプのスティック型掃除機の主要8メーカーの掃除機を比較検討しています。コードレスタイプの掃除機選びのポイントは重さと稼働時間ですが正直なところどのメーカーも似たり寄ったりなので、単純にデザインで選ぶのが良いと思いますが、一応比較してみましたのでコードレスタイプの掃除機選びの参考になれば幸いです。
この記事の目次
主要メーカーのコードレスタイプの掃除機
dyson ダイソン
憧れのコードレス掃除機と言えばダイソンかと思います。その知名度と革新的なデザインは単なる家電にとどまらず所有欲をも満たしてくれる素敵な掃除機です。
近年はコードレスタイプの掃除機を主力として開発しているようで、一気にスペックアップしてきた感があります。
最高級モデルのV10シリーズは最長で60分というおよそコードレス掃除機とは思えない必要十分な可動時間です。価格も徐々に下がりはじめ定価で10万円を切るようになったのも大きいと思います。V7シリーズであれば実売で3万円台になりますから非常に買いやすくなりました。
ダイソンのコードレス掃除機の特徴
サイクロンタイプの掃除機の代名詞とも言えるダイソンの掃除機は特許を取得しているサイクロンテクノロジーの技術でミクロン単位の小さなゴミも取れるというのが最大の特徴だと思います。
また、最上位機種なら他のメーカーよりも稼働時間が長い点、ゴミ部分に手を触れずにゴミが捨てられるなどの特徴があります。
● 稼働時間が長い
● デザインが格好良い
● 特許技術
● ゴミ捨てしやすい
● 髪の毛が絡まりづらい
● ハンディクリーナーへ簡単に変えられる
稼働時間の目安
稼働時間の目安としては下記の通りです。よほど広い家庭でもなければV7シリーズでも十分な稼働時間になっています。
● V10シリーズ : 60分
● V8シリーズ : 40分
● V7シリーズ : 30分
重量の目安
● V10シリーズ : 2.58kg
● V8シリーズ : 2.61kg
● V7シリーズ : 2.47kg
吸引力の目安
V10シリーズ > V8シリーズ = V7シリーズ
Shark シャーク
Sharkの掃除機の特徴
全米ナンバーワン掃除機ブランドとして突然日本に現れたダイソンキラーの大本命の掃除機です。それぞれの国の生活様式を考えたデザインがされるようで日本での展開の際には日本の生活様式を踏まえたShark EVOFLEXというモデルが投入されました。
自社調べによると最も売れているコードレススティックの掃除機よりも強力にゴミを吸い取るそうです。またコードレスタイプの掃除機の中では数少ない自立式というのもポイントが高いと思います。
また着脱式バッテリーを採用しているので一般的なコードレス掃除機のようにバッテリー切れ=掃除ができなくなるという問題もありません。
● 日本の住環境を踏まえたデザイン
● 強力な吸引力
● パイプが曲がる
● 自立式
● ヘッドライト
● 着脱式バッテリー
稼働時間の目安
● Shark EVOFLEX S30 : 38分
● Shark EVOFLEX S20 : 38分
● Shark EVOFLEX S100 : 10分
重量の目安
● Shark EVOFLEX S30 : 3.33kg
● Shark EVOFLEX S20 : 3.33kg
● Shark EVOFLEX S100 : 3.33kg
Electrolux エレクトロラックス
エレクトロラックスのコードレス掃除機の特徴
スゥエーデンの掃除機メーカーであるElectrolux エレクトロラックスは北欧らしいデザインが魅力のコードレス掃除機です。。知名度では圧倒的にダイソンですが、エレクトロラックスも掃除機メーカーとしてはかなり有名です。
男性的なデザインのダイソンに対して、丸みを帯びた女性的なデザインが特徴かと思います。一般家庭においてはどちらかと言えばエレクトロラックスの方が自然な佇まいになるように思います。
最大の特徴はヘッド部分にライトが付いていて、これが暗い場所での掃除でもゴミが見えやすく非常に良くできています。また下重心の設計なので体感重量が軽く、自立させても安定するという特徴があります。
価格も二万円程度になるでダイソンやシャークに比べると非常に買いやすい価格になります。
● 他の海外掃除機メーカーに比べて安い
● 自立式
● ヘッドライト
● 体感重量が軽い
● ヘッドの可動角度が大きい
● ハンディクリーナーと一体式
● ふとんクリーナーとして使える
稼働時間の目安
● PUREF9Plus ピュア・エフ・ナイン・プラス : 30分
● PUREF9 ピュア・エフ・ナイン : 20分
● エルゴラピード プレミアム : 48分
● エルゴラピード スタンダード : 48分
● エルゴラピード ベーシック : 35分
● エルゴラピード カラーポップ : 20分
重量の目安
● SPUREF9Plus ピュア・エフ・ナイン・プラス : 4.1kg
● PUREF9 ピュア・エフ・ナイン : 4.1kg
● エルゴラピード プレミアム : 2.5kg
● エルゴラピード スタンダード : 2.5kg
● エルゴラピード ベーシック : 2.5kg
● エルゴラピード カラーポップ : 2.4kg
Toshiba 東芝
東芝のコードレス掃除機の特徴
東芝の掃除機はコンパクトで軽量なのが特徴です。飾り気のない至ってシンプルなデザインですが、飽きが来なくて良いかも知れません。
吸い込んだゴミは圧縮されるのでゴミ捨て時にホコリが出づらいのと、掃除機のパーツをバラして洗えるのが最大の特徴になると思います。
● コンパクトで軽い
● ゴミが圧縮されてホコリがでづらい
● パーツを外して洗える
稼働時間の目安
● TORNEO V VC-CL1500 : 20分~25分
● TORNEO V VC-CL500 : 20分~25分
● VC-WL100 : 32分
重量の目安
● TORNEO V VC-CL1500 : 1.9kg
● TORNEO V VC-CL500 : 1.9kg
● VC-WL100 : 2.7kg
Panasonic パナソニック
パナソニックのコードレス掃除機の特徴
パナソニックのスティックタイプのコードレス掃除機は、モデルによって大きく特徴を変えているのがポイントです。
ハイエンドモデルのMC-SBU820J/MC-SBU620Jは標準的なコードレスタイプなのに対して、MC-SBU520J/MC-PBU520Jは狭い場所の掃除のしやすさにもこだわったモデルでコードレスタイプには珍しい紙パック式のモデル(MC-PBU520J)もあります。
MC-BU110Jはエレクトロラックスと同じタイプで自立させられるもので、メイン部分を着脱することでハンディクリーナーとしても使えます。
● ゴミ捨てが簡単
● ダストボックスを洗える
● 超軽量モデル MC-SBU1F
● 紙パック式もある
稼働時間の目安
● MC-SBU820J : 18分~40分
● MC-SBU620J : 18分~40分
● MC-SBU520J : 15分~30分
● MC-SBU410J : 15分~30分
● MC-SBU310J : 15分~30分
● MC-BU110J : 15分
● MC-SBU1F: 7分
重量の目安
● MC-SBU820J : 2.5kg
● MC-SBU620J : 2.5kg
● MC-SBU520J : 2.3kg
● MC-SBU410J : 2.7kg
● MC-SBU310J : 2.7kg
● MC-BU110J : 1.9kg分
● MC-SBU1F: 0.75kg
三菱電機
三菱電機のk-ドレス掃除機の特徴
他社製品とはデザインで差別化を図ったような独特なデザインが特徴のコードレス掃除機です。インテリアのように生活空間の中にさりげなく溶け込むようなデザインはとても秀逸だと思います。
簡単にゴミ捨てできる構造やふとんクリーナーとして使用できるのもポイントです。
HC-VXG30Pは自走式のヘッドを採用しているので滑るように軽く掃除機がけをすることができます。また空気清浄機能も備わっているので掃除中に舞ってしまうホコリを吸い取ってくれます。
● 簡単ゴミ捨て
● ふとんクリーナーとして使える
● 独特なデザイン
● 自走式ヘッド
● 空気清浄機能
稼働時間の目安
● HC-JXH30P : 40分
● HC-VXG30P : 30分
重量の目安
● HC-JXH30P : 1.8kg
● HC-VXG30P : 2.1kg
SHARP シャープ
シャープのコードレス掃除機の特徴
シャープのコードレス掃除機も特徴を分けて細分化されていますが、共通した特徴としてかなり軽い点が挙げられます。
着脱式バッテリーを採用しているので、バッテリーが切れてもバッテリーを入れ替えることで掃除を持続できます。
簡単にごみ捨てができる構造で、ダストボックスを洗うことも可能です。
● ドライカーボン採用の軽量ボディ
● 着脱式バッテリー
● 簡単ゴミ捨て
● ダストボックスの洗浄可能
● ふとんクリーナーとして使える
● 自立式(EC-SX530)
稼働時間の目安
● EC-AR2SX : 40分
● EC-AR2S : 20分
● EC-SX530 : 30分
重量の目安
● EC-AR2SX :1.5k
● EC-AR2S : 1.5k
日立
日立のコードレス掃除機の特徴
デザインに好き嫌いが分かれそうなところですが全てのメーカーの良いところを満載した感じのある総合的なコードレス掃除機で、簡単ゴミ捨てや自立式な、ヘッドライトなど、あると嬉しい機能がほぼ搭載されています。もちろんダストボックスを洗うこともできます。
● ヘッドライト
● 自立式(PV-BF700・PV-BF400)
● ふとんクリーナーとして使える
● 簡単ゴミ捨て
稼働時間の目安
● PV-BFH900 : 40分
● PV-BFH500 : 40分
● PV-BF700 : 40分
● PV-BF400 : 30分
● PV-BE200 : 40分
重量の目安
● PV-BFH900 : 2.1kg
● PV-BFH500 : 2.1kg
● PV-BF700 : 2.3kg
● PV-BF400 : 2.3kg
● PV-BE200 : 2.8kg
コードレス掃除機まとめ
コードレス掃除機は想像以上に便利
充電式バッテリーの性能がここ数年で目覚ましく向上しているので、各メーカーも本格的にコードレス掃除機にシフトしているようです。
数年前までは稼働時間は10分ほどだったのに、今では60分を超えるようなものまで出てきました。実際問題で30分も可動できれば一般家庭では問題なく使用できるレベルだと思うので、躊躇なく購入できるようになったと言えると思います。
いろいろ検討した結果、我が家ではエレクトロラックスのコードレス掃除機を購入したのですが、コードレス掃除機を使ってみると思っていた以上に便利で、日々のちょっとした掃除機がけなどは全てコードレス掃除機で済ませてしまうようになり、従来までの掃除機はほとんど出番がなくなってしまいました。
自立式が圧倒的に便利
掃除機を使用していると、床に置いてあるものをどけたり、大きなゴミを拾ったりすることが意外と多いです。そんな時に自立式の掃除機だと掃除機を床に寝かさなくても良いので便利に使用することができますし、置き場所にハンガーなどを設置する必要もありません。
なので、個人的には自立式のコードレス掃除機をおすすめしたいと思います。
格安中華メーカーのコードレス掃除機について
ちなみにAmazonなどでコードレス掃除機を探すと無名メーカーの格安なコードレス掃除機がいくつも見つかります。見た目はダイソンのコードレス掃除機と同じ様なスタイリッシュなものもたくさんあります。
これらの多くはおそらく中国のメーカーで、個人的にはあまりおすすめしたくありません。というのも、掃除機に限らずですが中国メーカーの製品は品質検査をしているかどうかが怪しく、初期不良も多いですし、すぐに故障するものも多いです。
掃除機の場合スモールパーツを紛失してしまうことも多いですし、日々使用するものですから、サポートなどに関しても不安な部分があります。やはり安心して使用できる大手メーカーの掃除機を購入した方が絶対に幸せになれると思います。
コードレス掃除機の相場について
コードレス掃除機の購入の検討をする際の予算としては30,000円程度を考えていれば良いと思います。それくらいの予算があればダイソンやシャークなどの高級なメーカーの掃除機に手が届くようになりますし、それなりのスペックの掃除機もあまり妥協することなく選べるようになります。
掃除機に数万円というのは高い気もするかもしれませんが、ほぼ毎日使用するものですし、本体自体は5年以上は使用するものだと思うので、それなりに良いものを購入した方が気持ちよく使えると思います。