保育園への子供の送り迎えを父親もするべきか?について書いています。
結論はタイトルにもあるように、父親も保育園への送り迎えを積極的にすべきだと思っていて、以下、その理由についてまとめています。
僕が子供の時は3歳くらいから姉と一緒に片道20分(約1.5km)の道のりを歩いて保育園に通っていたので親に送り迎えされた記憶はほとんどありません。
なので子供が保育園に通うようになるまで僕の中では送り迎えのことなんてほとんど頭にありませんでしたが、今の時代は卒園するまで親の送り迎えが必須です。
保育園への送り迎えは夫婦どちらかが担当しなければいけませんが、送り迎えは母親がするもので父親の仕事ではないと思っている方も多いと思います。
僕自身、子供の入園が決まった当初は、保育園への送り迎えは母親の仕事で父親がするものではないと思っていました。保育園への送り迎えを父親である自分がするということに対して、すごく抵抗がありました。
当然、奥さんとは意見が食い違い、夫婦喧嘩をしてしまったこともあったのですが、今では考えを改め、父親も保育園への送り迎えをした方が良いと思っています。
むしろ保育園への送り迎えは父親も積極的にやるべきだと思っています。実際に送り迎えをしてみるといろいろなメリットがあるからです。
この記事の目次
子供を保育園へ送るようになって判ったこと
保育園への送り迎えをする父親は意外と多かった
当時の僕は保育園への送り迎えは母親の仕事だと思い込んでいました。
というのも、僕自身が子供の時に保育園に送迎してくれていたのは母親でしたし、周りの友達も基本的には母親の送迎でした。
また、テレビドラマなどでも保育園の送り迎えをしているのは大抵母親ですし、世間一般的にもママチャリに子供を乗せて走っているのは母親が大多数です。
そんなわけで、僕は保育園の送り迎えをする父親なんて居ないと思っていましたし、父親がするべきことじゃないとさえ思っていたのでした。
それに加えて保育園へ子供を送ろうと思うと、いつもよりも30分ほど早く家を出なくてはいけなくなります。わずか30分でも朝の準備の時間などを考えれば、生活リズムを大きく変える必要があり、正直なところ「面倒だなあ」「嫌だなあ」「登園の送りなんてやりたくないなぁ」という思いがありました。
気が進まないままスタートした保育園への送りですが、いざ保育園へ行ってみると、意外と父親が多いのです。
全体数ではさすがに母親が多いと思いますが、僕の子供が通っている保育園では1/4〜1/3くらいの父親が送りを担当しているような感じです。
それは僕が考えていたよりもずっと多く、僕にとってはかなりの驚きでした。多くのお父さんが送り迎えをしている現実を知り「あぁ今の時代はお父さんも保育園へお送り迎えをする時代なんだ」と気が付いたのでした。
保育園への送り迎えは母親がするものだという僕の考えは時代錯誤の思い込みだったのです。
父親も保育園への送り迎えをした方が良いと思う理由
お母さんと知り合いになれる(保育園仲間が増える)
保育園の送り迎えをしているとお母さん達と知り合いになれます。そう、お母さん=人妻です・・・・うへへ
子供を送り届ける時間はルーティンなので毎日だいたい同じ時間になります。そうすると同じ時間帯に登園してくるお母さんと(もちろんお父さんともですが)毎日顔を合せることになります。
毎日「おはようございます」と挨拶するようになるので、日ごとに顔見知りのお母さんやお父さんが増えてきます。いわゆる保育園仲間がどんどん増えていくのです。
しかし、保育園への送り迎えをしていない父親には保育園仲間はできません。
保育園仲間は保育園生活を送るにあたって非常に重要です。というのも保育園の行事などでは、保育園仲間が居るか居ないかで、行事に参加した際の居心地の良さも変わりますし、楽しめる度外も全く違ってくるからです。
例えば、父親が全く送迎をしないと母親の方が保育園での交友関係が広くなるので主導権はどうしても母親の方になります。
そんなわけでイベントなどでも母親の誘導に任せるしかないのですが「○○ちゃんとママ」などと紹介されても既に出来上がっているママ友の輪の中に父親が入り込むのは困難です。紹介されても大した会話が出来るわけでもなく居心地の悪い時間が過ぎるだけです。
また、保育園には基本的に近所の人が通うことになるのでお友達は近所に住んでいることが殆どです。お友達のお母さんやお父さんのことを知らないと、スーパーや駅などで擦れ違ったとしても気が付くことが出来ません。
お互いが知らなければそれで良いのですが、子供を連れていると子供がアイコンになり、◯◯ちゃんのパパということが相手からは特定できるのです。
つまり、自分は知らないけれど自分の事を知っている人から目撃されてしまうことも多くなり、迂闊な行動や、知り合いには見せないような腑抜けた素の姿を目撃されているかもしれません。
それに加えて滅多に姿を見せない父親は「あれが◯◯ちゃんのパパなんだ」とレアキャラ扱いをされて注目を浴びることにもなりますから、外では迂闊な行動がとれなくなってしまいます。。
お友達がどんな子かを知ることができる
毎日送り迎えをしていると、子供たちも「○○くんパパ」などと、覚えてくれるようになります。時として自己紹介してくれたりして、子供の同級生の名前や顔もどんどん覚えてきます。
子供が保育園での出来事についてお話してくれる時にも頻繁にお友達が登場しますし、夫婦の会話でもお友達の名前がよく出て来るようになります。
お友達の顔と名前が一致すると子供の話も理解しやすく、子供、そして奥さんとのコミュニケーションがスムーズにとれるようになるのです。
しかし、顔と名前が一致しない、名前すら知らないような状態だと、子供や奥さんが話してくれる保育園のお話も、ぼんやりとしか理解することができません。
先生(保育士)のことを知ることができる
保育園に子供を送り迎えしていると、先生である保育士さんとも会話をします。
登園時には、朝の様子を先生に伝えたり、降園時には今日一日の保育園での過ごし方について先生が話してくれます。
そんなコミュニケーションを繰り返しているうちに先生がどんな人物かが判ってくるようになります。
子供を預ける先の先生がどんな人なのかを知っているだけでも安心感やお互いの信頼関係も大きく違ってきます。
例えば◯◯先生に怒られたという話を子供から聞いても、その先生のキャラクターや日頃の様子が判っていれば、どのように怒られたのか、どうして怒られたのかの理由がなんとなく想像できたりもするものです。
先生から聞く保育園での様子や、先生がどのように子供に接しているのかを生で見たりするのはとても参考になりますし、直接先生とお話することで連絡帳だけでは伝わってこない、いろいろな情報を得ることができるのです。
運動会や発表会などのイベントなども楽しくなる
運動会や発表会などのイベントに参加する際も、お友達の顔と名前が一致したり、父親や母親と知り合いになっていたりすると、自分の子供の出番以外でも楽しむことができるようになります。
また、顔見知りではあるけれど、日頃なかなかコミュニケーションを取る切っ掛けのないお母さん、お父さんとも交流できる切っ掛けになり、イベントならではの雰囲気の中で積極的に交流も図れたりします。
しかし、子供を保育園に送り迎えしないお父さんの場合はイベントなどではボッチになってしまう可能性が非常に高いです。運動会や発表会は自分の子供の出番をひたすら待つだけの退屈な行事になってしまうのです。
そしてそういう父親は自分の子供が登場する時だけ見てすぐに帰るなどするようになります。
退屈だし居心地が悪いし立ち去りたくなる気持ちは理解出来るところではありますが、子供が成長すると個人競技だけではなく、みんなで力を合わせて行なう競技もあるので、クラスや学年全体で応援出来ないのは、ものすごく勿体ないなぁと思うのです。
一方奥さんには保育園仲間が沢山います。ボッチは寂しいので、奥さんの横に立ち、保育園仲間の輪の中に入ろうとしますが、必然的に保育園仲間との会話は、保育園のことや、お友達のことになってしまうので、話には付いていくことがなかなか出来ないのです。
父親も保育園への送り迎えをした方が良いと思うのまとめ
僕の場合は、奥さんの仕事の都合もあって、否応無しに子供を保育園へ送って行かなければいけなくなったのが送り迎えをするようになった切っ掛けで、自ら率先して始めたことではありません。
しかし、送り迎えをしているうちにお友達の顔と名前も覚え、それぞれのお母さんやお父さんとも知り合いになれ、結果的に非常に良かったと思っています。
もしも、全く送り迎えをしないでいれば、子供が楽しげに話してくれるお友達のことや先生のことなど、ほとんど未知の世界のままだったと思います。
子供との会話も保育園の内容が多くなってきますから、もしかしたら、子供との関わり方も今とは違ったものになっていたのかもしれません。もちろん、今の方が絶対に良い関係のはずです。
もしも子供を保育園に送らずに過ごしていたら、お友達や保育園の情報は、連絡帳や奥さんからの話で聞く程度にしか知ることができなかったはずです。
それを思うと、保育園に子供の送り迎えをしないということは、子育ての喜びの中の非常に大きな部分を損をしているんだなと感じるようになりました。
送り迎えをしていない、あるいは、仕事の都合で送り迎えができないお父さんとお話をしたりすると、保育園のイベントに参加しても、知り合いが居ない状態で非常に居心地が悪いと言いますし、日常での子供の関わりにおいても、せっかく子供が一日のできごとを話してくれたとしても知らない友達や先生の名前が出てくるので話がほとんど理解できずに切ない思いをするようです。
そんなわけで毎朝の送りは大変ではありますが、それによって得られるものの方が遥かに大きいと感じることができると思うので、父親の保育園への送り迎えを是非、積極的に実践してみてください。