男の子の節句と言えば端午の節句です。昔から鯉のぼりをあげたりして男の子の成長を祝います。
子供が七歳くらいになるまで毎年祝う感じになりますが、その中でも、男の子が産まれてから初めて迎える節句は初節句と呼ばれて、盛大に祝うのが通例のようです。
我が家の長男の初節句は、祖父母に企画してもらって、これでもか!というくらいに盛大に祝ったのですが、次男の場合は祖父母のテンションもそれほどでもないので、今回は父親の役目として父親企画のもと次男の初節句を祝うことにしました。
ところが、いざ自分が父親になって子供の節句を祝おうと思ったとき、一体何をしてあげれば良いのか全く知らないということに気が付きました。
このままでは父親失格ですし、将来、孫が出来た時も初節句をまともに祝ってあげられないので、初節句の催しについて何をすれば良いのか調べてみました。
そもそも端午の節句って何?
端午の節句とは五月五日に祝う、男の子の節句の日です。立身出世を祝うというのが趣旨のようです。
中国由来の文化
端午の節句にちまきを食べるのも、中国戦国時代の楚の詩人屈原が河に身を投げて亡くなった際に、その遺体が河の魚に食べられてしまわないように、人々がちまきを河に投げ入れたのが由来です。
鯉のぼり自体は、中国の故事で、鯉が河を上って、登り切った時に龍に変身するというお話があり、そのため立身出世の象徴として伝えられているそうで、それがそのまま日本にも伝わり、立身出世のシンボルとして鯉のぼりが定着したそうです。
高知では鯉のぼりの他にフラフが飾られる
端午の節句と言えば、鯉のぼりや鎧兜を飾り付けるのが定番だと思いますが、僕が生まれ育った高知では、鯉のぼりの他に、フラフと呼ばれる大漁旗のような旗が一緒に飾られることが多いです。
東京在住の僕ですが、自分が生まれ育った場所の風習を大切にして、室内でも飾れるミニフラフを子供のために注文して、毎年4月になると飾り付けをするようにしています。
ちなみに我が家のフラフは二畳ほどの大きさで約三万円です。おそらく金額に関してはどこで注文しても大差はないと思いますが、絵柄に関しては絵師によって全く雰囲気が違ってくると思いますので、価格よりも絵柄の好みで選択するのが正しいと思います。
我が家では長男の時に注文した業者で次男のフラフも依頼して作成してもらいました。そのおかげで、二枚のフラフが並んだ際にもチグハグにならずに、良い感じで飾ることができています。
鎧兜に関しては、長男の時に祖父が30万円ほどの立派な物を買おうとしていましたが、高価なものほど用事が亡くなったあとの処分に困りますし、都内の狭い住居環境では無駄な荷物になってしまうので、買わないように説得をしました。
端午の節句の料理
適当な料理があれば良いと思いますが、端午の節句に欠かせないのは、初節句の場合は粽(ちまき)で、初節句以降は柏餅だそうです。
由縁としては、粽は中国からの流れがあり、柏餅に関しては、柏の木は、新しい葉が芽吹くまで葉が落ちない植物らしく、要するに血筋が絶えないように、という意味があるようです。
その他、縁起が良い食べ物として、尾頭付きの鯛だったり、立身出世ということで出世魚であるブリ、スクスク成長するタケノコなどが定番のようで、さらに赤飯、お寿司などがあれば、場が引き締まるのではないかと思います。
初節句のために準備すべきことまとめ
なにはともあれ、基本的に祖父祖母も招いて、初めての節句を家族みんなで祝うというイベントで、身内をもてなすために必要最低限の準備ができていれば良く、端午の節句自体にはそれほど形式張ったルールは無いようです。
二回目以降を家族で大きく祝うことは、世間一般でもあまりないようです。
なので子供が産まれて最初に迎える初節句くらいはその子の人生の中でも大切なイベントだと思うので、あまり形式張ることはないにしても、子供の成長を願って、楽しく祝ってあげたいなと思います。
以上、子供の初節句の祝い方について調べてみたこととをまとめてみました。