焦げ付く鉄のフライパンを新品同様に再生復活させる手入れ方法

最終更新日:2017/07/23 公開日: DIY, 生活

焦げ付くようになった鉄のフライパンの裏側

僕はテフロンコーティングのフライパンよりも鉄のフライパンの方が好きなので鉄のフライパンを使用しています。

鉄のフライパンにはテフロンコーティングと比べると料理が美味しく出来たりするメリットがあるからですが、鉄のフライパンは手入れを怠ると焦げ付きやすくなったり、錆びたりしてしまうことがあります。

テフロンコーティングのフライパンの場合は焦げ付くようになってしまうと捨ててしまうしかないのですが、鉄のフライパンの場合はどうしようもないくらいに焦げ付いて錆びてしまった状態からでもピカピカの新品のように復活させることが出来るのでその方法についてまとめてみました。




フライパンは鉄製がお気に入り

遠藤商事 鉄黒皮厚板フライパン 26cm AHL20026

料理をする際に必ず使う調理器具の一つであるフライパン。
以前はテフロンコーティングされたフライパンを使用していましたが今では鉄のフライパンを使用しています。

テフロンコーティングのフライパンは手入れが楽なのは良いのですが、日々剥がれていくテフロンが一体どこへ行くのか?ということを考えると、鉄製のフライパンが良いなと思えるようになりました。

また、モノに関する個人的な考えで、長く使える一生モノが好きということもあり、せっかく使い込んで愛着が出てきた頃には新しく買い替えないといけなくなるテフロンコーティングのフライパンの使い捨て感が嫌だったのもあります。

鉄のフライパンはきちんと手入れをすれば擦り切れるまで使え、ちゃんとしたものであれば、それこそ一生使えるので、道具に対する愛着も沸いてきます。

また実際に調理する際にもテフロンコーティングのフライパンが苦手な高熱での調理も出来ますから、野菜炒めやチャーハンだけでなくなどは、断然美味しく仕上げられるというメリットがあります。

特にステーキなど高温で焼く必要のある肉料理などでは、フライパンの違いが大きく料理の味を左右することになります。

鉄製のフライパンなら長く使えて料理も美味しくできる

鉄製のフライパンなら長く使えて料理も美味しくできる

鉄製フライパンなら優雅に料理が美味しくできる

鉄のフライパンと言えば魔女の宅急便で主人公のキキが目玉焼きを焼くシーンを思い浮かべたりする僕ですが、ちょっとだけ憧れや優雅な気分にさせてくれる素敵なアイテムでもあります。

僕の鉄のフライパンはde Buyerデバイヤー製のフライパン

僕の使っているフライパンはde Buyerというフランスのメーカーのフライパンで、フライパンの厚さが2.5mmくらいあるしっかりとした造りのフライパンです。

フライパンを購入する際に、なるべく良いものを・・・と探して見つかったのがこのフライパンで、重量が2kg程度とかなり重たいので、ブンブンと振るようなことはできませんし、奥さんには嫌われていますが、鉄のフライパンの魅力を十二分に堪能出来るフライパンだと思っています。

フライパンの重さはフライパンの厚みに依存するので薄いフライパンなら鉄製のフライパンでも軽量なモノはありますが、フライパンの厚みがあると、フライパンが温まった後は熱が均等になって冷めづらいため、玉子焼きを焼く時にもムラなく綺麗な焼き色になりますし、炒め物などもすぐに水分が飛んで美味しく仕上げることが出来るというメリットがあるため、厚みのあるフライパンを好んで使用しています。

意外と安い鉄製フライパン

イタリアンのレストランなどで見かけるアルミ製の銀色のフライパンなどは価格が数万円という高級なものも少なくありません。もちろん鉄のフライパンも数万円するものはありますが、5,000円程度の予算で考えてもかなり選択肢が広くいろいろなタイプのフライパンを選べるようになります。

テフロンコーティングのフライパンと比べると価格は高くなりますが、買い替える必要がなく、一生使えることを思うと、かなり割安な価格だと思います。

鉄製のフライパンは焦げ付きやすい?

鉄製のフライパンと言えば、焦げ付きや錆が気になるところですが、ちゃんとした手入れと、ちゃんとした使い方さえ覚えれば、基本的には錆びたり焦げ付くことはなく、快適に使い続けることが出来ます

そうでないとプロの現場で鉄製のフライパンは使われないはずですが、一般的には鉄のフライパンは手入れが面倒ですぐに焦げ付いてしまうというイメージがあるようです。

実際、鉄のフライパンのAmazonレビューなどを見ても、低い評価をしている人のほとんどが焦げ付くことを理由にしていたりするのですが、実際は手入れの方法や使用方法を知らないからこそ焦げ付いてしまうのだと思われます。

でないと、プロの現場で鉄のフライパンは使えないということになるはずです。
でも実際はプロの現場ではテフロンコーティングのフライパンではなく鉄製のフライパンが使われていることが多いわけで、ちゃんと使いさえすれば、テフロンコーティングのフライパンよりもずっと快適に使用することが出来ます。

焦げ付くようになっても鉄のフライパンは再生できる

しかし人間ですから、時々ズボラになって手入れを怠ってしまうこともあります。
そのズボラが積み重なっていくと、いつの間にかフライパンに焦げ付くクセがついてしまい、料理の度にストレスを感じるようになってしまいます。

テフロンコーティングのフライパンの場合、焦げ付く=テフロンコーティングの寿命、ということで買い替えることになりますが、鉄のフライパンの場合は新品のように再生できます

例えば、もう何年も放置して錆だらけにしてしまい、捨てるしかないような状態になってしまったフライパンでも、ちゃんと手入れをすれば新品同様に再生できてしまうのが鉄のフライパンの素晴らしいところなのです。

さて、独身時代から使い続けて7年ほど経った僕の愛用しているde Buyerのフライパンですが、結婚してから台所事情が変わってしまい、メンテナンスが行き届かなくなってしまったこともあり、いつの間にか焦げ付きが解消できなくなって放置されていたので、リセットして奥さんを驚かせてみることにしました。

焦げ付くようになった鉄製フライパンの現状

錆びて焦げ付くようになった鉄のフライパンの現状

焦げ付くようになった僕の鉄のフライパンの表面です。
ゴリゴリと鉄ヘラでこすっても焦げ付きが落ちず、この状態で料理しても同じ場所がずっと焦げ付いてしまうようになっています。

錆びて焦げ付くようになった鉄のフライパンの側面
焦げ付くようになった鉄のフライパンの側面も、調味料などがこぼれて焦げ固まってしまった状態になっています。

このままでは見た目も汚らしくて料理に使いたいとは思えませんね・・・・。

焦げ付くようになった鉄のフライパンの裏面

焦げ付くようになった鉄のフライパンの裏側です。
焦げで固まった部分を鉄ヘラでこすると、剥がれ落ちた部分から赤錆が見えます。
この状態を見るとフライパンを捨ててしまうレベルかもしれません。

このゴミ同然とも思われる鉄のフライパンをリセットして新品同様に再生してみたいと思います。

焦げ付くようになった鉄のフライパンを再生する為の道具

焦げ付くようになった鉄のフライパンの側面
左から

フライパン用ブラシ:今後の手入れのために。ドイツ製でした。
コゲ落ちくん:フライパン再生の仕上げに使います
ガスバーナー:焼き込みに使います
紙ヤスリ:#80〜#150程度のもの
クレンザー:仕上げに使います
鉄ヘラ:コゲなどを落とす際に使います

ガスバーナー

現在一般的に普及している家庭用のガスコンロには安全のための温感センサーが付いていて、ある程度の温度になると自動的に火力を最小にしてしまうという、ウッカリが多い僕にとっては非常に有り難い機能が付いています。

このため、鉄のフライパンをリセットさせるために必要な高温での焼き込みをしようとするとセンサーが働いてしまい、必要なレベルまでの焼き込みが出来ません。

なので、ガスコンロではなくガスバーナーなどを使って焼き込みをする必要があります。焼き込みをする道具は、ガスバーナーに限らずで、お鍋などで使用するカセット式のガスコンロでも構いません。

但し、かなり高温になるので、ガスボンベの方が熱くなり過ぎると爆発などのリスクもあるので、多少時間はかかりますが、ガスバーナーで部分部分を焼き込む方法が安全だと思います。

紙ヤスリ

紙ヤスリは番号が小さいほど目が荒くなります。

#80〜#100程度の荒めの紙ヤスリで基本的なコゲを落として、#150くらいの中目でならして、#200くらいの細かい紙ヤスリで仕上げるなどをすると丁寧な作業が行えます。僕は面倒なので#120の紙ヤスリだけで作業しました。

荒目〜細目までの紙ヤスリがセットになったものも販売されていて便利ですが、一枚では足りないと思うので、同じ番号を数枚準備しておいたほうが良いと思います。

1.焦げ付くようになった鉄のフライパンのコゲを焼き切る

焦げ付くようになった鉄のフライパンのコゲを焼き切る

焦げ付くようになった鉄のフライパンをリセットするための最初の作業として、フライパン全体のコゲや汚れを強い火力で焼き切ることから始まります。

ガスコンロの上で作業をすることになりますが、上にも書いたようにガスコンロは温感センサーがあるためフライパンが熱くなると自動的に火力が弱まるので、あくまで補助的な火力と考えて、メインはガスバーナーを使用して焼き込んでいきます。

かなり高温にならないとコゲの部分が炭にならないので、同じ場所を徹底的に焼くようにします。

焦げが焼けてくると、モクモクと煙が出て、火がついて燃え始めます。
焦げの量が多いと火が大きくなるので換気と火事には注意してください。

少し時間はかかりますが、この作業でしっかりと焦げを焼き切っておくと、仕上がりが良くなるのと、この後の作業がものすごく楽になるので、しっかりと丁寧に焼き込んでいきましょう。

2.焼き切ったフライパンの焦げを落とす

焼き切ったフライパンの焦げを落とす

ガスバーナーで焼き切った焦げの表面を金属ヘラでゴシゴシと削ると赤錆が見えました。
炭化するまでしっかり焼き切っていると、鉄ヘラを当てると、ウロコのようにポロリと焦げが剥がれます。

ヘラで削ることができないような焦げは再度焼きを入れます。
下地の錆なども全て表に出てきます。
焼き切りとヘラで落とす作業を何度か繰り返しながら綺麗にしていきます。

焼き切ったフライパンの焦げを落とす

裏側も同様に焦げを金属ヘラで削っていきます。
ちゃんと焼き切っていると、面白いくらいに焦げが剥がれ落ちます。

焦げを剥がすと銀色の下地が見えます。
新聞紙の上に塊で落ちているのが、きちんと焼き切って剥がれ落ちた焦げです。

2.焦げを削り取った鉄のフライパンをヤスリがけする

焦げを削り取った鉄のフライパンをヤスリがけする

基本的な焦げを削り落とせた後は、紙ヤスリで全体を磨いていきます。
しつこい焦げなどが残っている場合は、やはりガスバーナーで焼いて炭化させてから削るようにします。

表面の赤錆などもこのヤスリ掛けによって磨いていくと、本来の鉄の色である銀色になってきます。

ヤスリがけには、木製ブロックなどを使って面で研ぐようにすると綺麗に仕上げられます。
僕は子供の積み木を借りて作業しましたが、カマボコなどに付いている板などに紙ヤスリを巻いても代用出来そうです。

使用する紙ヤスリは#80〜#150くらいの比較的荒いものを使って焦げを落としていきます。

作業をより丁寧に行なう場合は、3種類くらいの荒さ(#80,#150,#240)を使い分けて磨き上げるのも、職人的で楽しいかもしれません。

26cmのフライパンを丸々磨き上げるのにA4サイズ1枚くらいは使うかもしれないので、余裕のある枚数を確保しておいた方が良いと思います。

焦げをやすりがけする

裏側も同様にヤスリがけしていきます。
多少汚れが残ったりもしますが、ムラ程度のものであれば、特に気にしなくても良いと思います。

3.鉄のフライパンをクレンザーで磨く

鉄のフライパンをクレンザーで磨く

ヤスリがけが終わると次は、クレンザーとスポンジを使って、フライパンの汚れを落としつつ磨き上げていきます。スポンジは荒めのスポンジを使うのが良いと思います。

鉄のフライパンをクレンザーで磨く
円を描くようにグリグリとまんべんなく磨き上げていきます。
白いクレンザーが灰色に変わっていくのが気持ち良いです。
クレンザーの色が変わらなくなる程度まで磨いたら、よくすすぎます。

この時点でのフライパンの色は、鉄の地肌の色が出た銀色になります。

4.クレンザーで磨いた鉄のフライパンを空焼きする

クレンザーで磨いた鉄のフライパンを焼き込む

クレンザーで磨いた後は、ガスコンロで火にかけてフライパンを焼き込みます。
フライパンを焼き込むと玉虫色と呼ばれる青光りする不思議な色にフライパンが変色します。

最初に焦げを焼き切った時と同じように、ガスコンロにかけながら、ガスバーナーを使って焼き込みを行ないました。

フライパンの焼き入れ

写真では判りづらいですが、フライパンを焼き込むと青光りする不思議な色になっていきます。これが玉虫色と呼ばれる色で、鉄のフライパンを使用する前の大切な儀式である、空焼きと呼ばれる作業になります。

かなり焼き込まないと不安になるくらい焼き込まなくてはいけませんが、玉虫色になるまでフライパンを焼き込むことで、フライパンの表面に酸化皮膜と呼ばれる膜ができて、小さな穴が鉄の表面に沢山できた状態になります。その穴に油が入り込むことによって、焦げ付きにくいフライパンになる、というわけです。

5.油を馴染ませて鉄のフライパンを仕上げる

油を馴染ませて鉄のフライパンを仕上げる

空焼きが終ったフライパンに油を入れて、5分ほど弱火で加熱します。
充分熱したら余分な油を戻して、キッチンペーパーでフライパンを拭き取って仕上げが完了です。

油が馴染むことでフライパンの色が濃くなります。

クズ野菜などを炒めて油を馴染ませたりします。

最初は焦げ付きの心配の無いクズ野菜などを炒めてフライパンに油を馴染ませたりします。

6.フライパンの再生が完了!

フライパンの再生が完了

仕上がりがこんな感じです。
新品同様の美しいフライパンにリセットすることができました。

フライパンの再生が完了

汚れまくっていた側面もこんなに綺麗になりました。

フライパンの裏側

裏側も同様にピカピカです。
同じフライパンどころか、購入して7年も経ったフライパンとは思えません。

このように鉄のフライパンはボロボロのゴミ同然に思えても、新しいフライパンのように復活させられるのです。

このフライパンを見て奥さんも驚き、そして綺麗なフライパンなので気持ち良く料理が出来ると嬉しそうに再生されたフライパンを使っていました。

鉄のフライパンはの日頃のお手入れ方法

鉄のフライパンはの日頃のお手入れ方法

鉄のフライパンは再生作業をすればまた復活はできるものの、毎日快適に使う為には、やっぱり日頃から丁寧に正しい手入れをすることが大切です。

ということで、最後に鉄のフライパンの日頃の使い方、手入れの方法についてまとめておきます。

鉄のフライパン日常の手入れ:油返し

鉄のフライパンを使った調理前の準備として、油返しと呼ばれる作業は必須です。
これを行うことで、鉄のフライパンに油がしみ込んでくっつきづらい状態で調理ができます。

油返しの手順

中火で鉄のフライパンを熱します。
鉄のフライパンの厚さにより時間がかわりますが、手のひらを鉄のフライパンのすぐ上にかざして熱く感じられる程度が目安になります。

フライパンを熱くしてあげることで、フライパンに空いている無数の小さな穴に油が入り、くっつきづらいフライパンにすることができます。フライパンが熱くなっていないといくら油をしいてもくっついてしまいます。

鉄のフライパンが温まったら多めの油を入れて、フライパン全体に行き渡らせます。油の量はフライパンに1/3程度の深さまでが目安。余分な油は油ポットなどに戻します。

鉄のフライパン日常の手入れ:調理中は中火以下

鉄のフライパンは油返しの段階で、充分に熱くなっているので、調理中は基本的に中火以下で調理します。強火にすると、熱くなりすぎて、焦げ付く原因になります。

鉄のフライパン日常の手入れ:使用後はすぐに洗う

鉄のフライパンでの調理が済めば、なるべく早めにブラシなどでこすりながら汚れを流します。

洗う際は、水のみで洗剤の使用は、せっかく馴染んだ油を除去してしまうので厳禁です。

洗ったら、火に掛けて水分を飛ばして錆びないようにします。

次にすぐ使うようであれば、そのままでも構いませんが、しばらく時間が空く等の場合は、薄く油を伸ばすなどでコーティングした方が良いかもしれません。
(洗った後の油差しは、油が酸化してしまうので良くないというお話もあります。)

こんな感じで、日頃から愛着を持って、丁寧に道具を扱う事で鉄のフライパンを快適に使うことができるようになります。

また鉄のフライパンに限らず、道具を大切に正しく扱うことで料理も楽しくなっていくものだと思いますので是非チャレンジしてみてください。

猫のLINEスタンプ

猫のLINEスタンプ

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

猫のLINEスタンプ

猫のLINEスタンプ
  • ちゃんとしたブログはamazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

PAGE TOP ↑